世界で最も魅力的な大都市ランキングトップ10に初めて日本の3都市がランクイン、各都市の魅力とは?(やまとごころ 2019年10月21日)https://www.yamatogokoro.jp/inbound_data/35028/

アメリカの大手旅行雑誌の2019年「世界で最も魅力的な大都市ランキング」で、東京が4年連続1位。2位の京都も2年連続、5位に大阪が入ったという。国の1位はインドネシアで、日本は12位。日本全体の魅力がまだ伝わりきれていないようだ。ホテルは、世界のベスト50やアジアのベスト20には日本のホテルは入っていない。富裕層向けのラグジュアリーホテルが少ないことが響いたようだ。2018年、訪日アメリカ人は152万6407人で、今年も9月までで127万7000人(前年比13.2%増)と伸びている。

【ポイント】アメリカの大手旅行雑誌コンデナスト・トラベラー読者投票による、2019年の「世界で最も魅力的な大都市ランキング」で、東京が4年連続で1位。2位の京都も2年連続、そして5位に昨年12位だった大阪が入った。

コンデナスト・トラベラーの読者数は約330万人。高所得者の読者層を中心としているだけに、記事は品質の高い旅行、ホテル、レストラン、ショッピングなどに関する最新情報から構成されている。今年は60万を超える読者からの投票があった。

4年連続1位の東京の魅力は、ウルトラモダン、ネオンきらめく高層ビルに静謐な寺院、ユニークなストリートファッションに伝統的な礼儀作法など、相反する魅力にあるという。さらに、ミシュランの星付きレストランが世界で一番多いことから、美食を求めるにもぴったりの旅先だと紹介されている。2位の京都は、10世紀に建てられた寺院や舞妓の魅力ははすでによく知られており、古き良きものが日本で最も残された街であるとしながら、2011年の東日本大震災をきっかけに京都に移り住んだアーティストたちが新しいエネルギーを持ち込んだことで、京都は生まれ変わったという意見を紹介している。5位の大阪の魅力は、食い倒れの街。そしてヤンキーズとそのファンに匹敵するような野球文化があること。大阪城の天守閣に登って素晴らしい景色を堪能するのも忘れずにとのこと。

お薦めどころも細かい、東京のストリートファッションがパリやニューヨークなどと比べても独自の魅力があることや、京都蒸溜所が作るオリジナルのジン、「季の美」が注目されているといった記事はすでにバックナンバーで取り上げられている。

世界の国の1位はインドネシアで、日本は12位。日本のベストホテルは「翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都」だが、世界のベスト50ホテルやアジアのベスト20ホテルのランキングには残念ながら日本のホテルは入っていない。これを見ると、富裕層向けのラグジュアリーホテルの少なさが響いているのかもしれない。ベストエアラインやベスト空港トップ10にも日本の航空会社や空港はランクインしていない。
2018年に訪日したアメリカ人は152万6407人で、今年も9月までで127万7000人(前年同期比13.2%増)と伸びている。