日本民営鉄道協会、2024年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング発表
(日本経済新聞 2024年1月3日)
https://www.kankokeizai.com/日本民営鉄道協会、2024年度-駅と電車内の迷惑行為/

【ホッシーのつぶやき】
駅と電車内の迷惑行為の1位は「周囲に配慮せず咳やくしゃみをする」50.5%、2位「座席の座り方(詰めない・足を伸ばす)」31.9%、3位「騒々しい会話・はしゃぎまわり」29.2%でした。
訪日外国人旅行者の迷惑行為の1位は「騒々しい会話・はしゃぎまわり」51.8%、2位「荷物の持ち方・置き方(キャリーバッグ・リュックサック)」37.1%、3位「駅での通行の仕方(通路をふさぐ・立ち止まる、通行方向を気にしない)」24.8%でした。
譲り合う気持ちをお互いに大切にしていきたいですね。

【 内 容 】
日本民営鉄道協会は24年12月19日、2024年度 駅と電車内の迷惑行為ランキングを発表した。

一般社団法人 日本民営鉄道協会(事務局:東京都千代田区、会長:原田 一之)は、2024年10月1日(火)から11月30日(土)までの2か月間、駅と電車内におけるマナーの向上を目的として、「駅と電車内のマナーに関するアンケート」をWEB上で実施し、5,314人の方から回答が寄せられました。

2024年度 啓発ポスター

今年度のアンケートでは、「周囲に配慮せず咳やくしゃみをする」の項目が1位となりました。同項目は近年、4~6位という比較的高順位で推移し、昨年は順位を上げ2位にランクインしていました。鉄道利用時に限らず日常生活でマスクをつけることが当たり前となっていたコロナ禍から、昨年5月の外出時における行動規制の緩和を機に、電車内でマスクを外す人が徐々に増えたことで感染症に対する不安や危機感を感じた方が多く回答したとみられます。

また、昨年7位の「強い香り(香水・洗剤・柔軟剤・化粧品等)」の項目が4位にランクインしました。化学製品類から発せられる香りを吸うと体調を崩されるなど、特に通勤・通学時の人との距離が近く密接する満員電車内における懸念に対する回答とみられます。

その他の順位については、昨年1位の「座席の座り方(詰めない・足を伸ばす等)」が2位にランクインしたほか、「騒々しい会話・はしゃぎまわり」、「乗降時のマナー(扉付近で妨げる等)」も昨年に引き続き高順位を維持しております。

○総合ランキング(※回答は最大3つまで)

※昨年聴取した「ペットの持ち込み方」は、今年の聴取対象からは除外しました。

【インバウンドのお客様(訪日外国人旅行者)の迷惑行為について】おすすめのバケーション パッケージ

○総合結果(※回答は最大2つまで)

インバウンド需要が加速する中、訪日外国人旅行者向けのマナー啓発の実施も見据え、今年度の調査では鉄道利用時の訪日外国人旅行者の迷惑行為についても調査を行ったところ、回答総数5,314人の内、3,344人(62.9%)が「迷惑と感じたことがある」と回答しました。おすすめのバケーション パッケージ

アンケートでは、「騒々しい会話・はしゃぎまわり」の項目が1位となりました。回答割合は全体の51.8%に上り、多くの鉄道利用者が訪日外国人旅行者の迷惑行為として認識していることが伺えます。その他の順位については、「荷物の持ち方・置き方(キャリーバッグ・リュックサック等)」が2位に、「駅での通行の仕方(通路をふさぐ・立ち止まる、通行方向を気にしない等)」が3位にランクインし、日本での鉄道利用に馴染みが薄い旅行者によくみられる項目に多くの回答が寄せられました。

以上の結果を踏まえ、当協会では、すべての方が気持ちよく鉄道をご利用いただけるよう、引き続きマナー啓発活動を行ってまいります。

なお、アンケート結果の詳細については下記をご覧下さい。

【調査概要】
○調査期間:2024年10月1日(火)~11月30日(土)
○内容  :駅と電車内のマナーに関する調査
○調査方法:WEBアンケートによる実施(複数選択式)
○回答総数:5,314人
「駅と電車内のマナーに関するアンケート」おすすめのバケーション パッケージ

日本民営鉄道協会が、1999年より実施している駅と電車内のマナーについてのアンケート調査。駅構内や電車内にて啓発ポスター等を掲出し、一人でも多くのお客様にマナーへのご理解とご協力を呼びかけて、より快適に駅・電車を利用していただくために実施しています。アンケート結果は、鉄道各社のマナーキャンペーンにも利用されています。