【図解】訪日外国人数、2019年3月は5.8%増の276万人、韓国・香港・オーストラリアなどで前年を下回る ―日本政府観光局(速報)
(トラベルボイス 2019年4月17日)
https://www.travelvoice.jp/20190417-129757

2019年3月の訪日外国人数は前年比5.8%増の276万人。
今年は前年同月比1桁が続いており、訪日外国人数の飽和状態を感じさせる。
トップは中国で前年比16.2%増の69万1300人で変わらずだが、韓国5.4%減、香港12.4%減、フィリピン13.9%減、スペイン22.8%減、オーストラリア6.9%減と、一部の国や地域で減少し始めている。

【ポイント】
2019年3月の訪日外国人数(推計値)は前年比5.8%増の276万人。前年同月の260万8000人を約15万人上回った。
3月のトップは中国で前年比16.2%増の69万1300人。次いで韓国が5.4%減の58万5600万人、台湾が3.9%増の40万2400人。

減少したのは、韓国5.4%減の58万5600人、香港が12.4%減の17万1400人、フィリピンが13.9%減の4万8300人、スペインが22.8%減の8900人、オーストラリアが6.9%減の4万4200人などとなった。
香港・オーストラリア・スペインは、昨年は3月末からだったイースターが今年は4月になった反動から前年割。韓国では経済の低迷のほか、中国やベトナムといった渡航先の多用化が影響して昨年同月を下回った。

ベトナムは35.9%増、インドは28.7%増、タイは26.8%増といずれも約3割の伸びを記録。
調査対象となっている20市場のうち、中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フランス、イタリア、ロシアの10市場で3月の最高記録を更新した。
インド、米国、カナダ、英国、ドイツは単月として過去最高となっている。

航空座席の供給量増や花見目的の訪日需要の高まりに合わせたプロモーションが功を奏して堅調な推移を支えたと分析。今後も市場動向を踏まえた訪日旅行プロモーションを進める考え。

◎訪日外国人消費総額の確定値は4兆5189億円に、速報値から125億円プラス -2018年実績
(トラベルボイス 2019年4月17日)
https://www.travelvoice.jp/20190417-128754

2018年の訪日外国人旅行消費額(確報)は、4兆5189億円。中国1兆5450億円(34.2%)、韓国5881億円(13%)、台湾5817億円(同12.9%)。一人当たりの旅行支出は15万3029円だった。