【図解】訪日外国人数、2019年6月は6.5%増の288万人、タイ・インドネシアが2ケタ減で減速 ―日本政府観光局(速報)
(トラベルボイス 2019年7月10日)
https://www.travelvoice.jp/20190717-134695

2019年6月の訪日外国人は前年比6.5%増の288万人。
中国が88万人(15.7%増)と、最大市場でありながら増加が続いている。韓国は61万1900人(0.9%増)、台湾は46万1100人(0.9%増)、香港が20万9000人(1.7%増)と、先月マイナスとなっただけに下げ止まったようだ。
米国、カナダ、英国、フランスなどの欧米市場をはじめ、16市場で過去最高を記録しており、今しばらくは1桁成長が続きそうだ。

【ポイント】
2019年6月の訪日外国人数(推計値)は前年比6.5%増の288万人となった。
前年同月から約17万人以上うわ回り、6月の過去最高を更新した。

中国が前年比15.7%増の88万700人となり、単月の過去最高を更新。最大市場でありながら増加が続いている。
韓国は0.9%増の61万1900人、台湾は0.9%増の46万1100人、香港が1.7%増の20万9000人。
この3市場は、先月に前年割れの推移だったが、前年比増加にもどし、中国が東アジア全体の増加を牽引している。

米国、カナダ、英国、フランスなどの欧米市場をはじめ、16市場で6月の過去最高を記録。
フィリピン(25.3%増の4万6800人)、ベトナム(20.1%増の3万5400人)の伸びが著しく、人数で見てもシンガポールやマレーシアに匹敵する規模になってきた。

多くの市場が6月の過去最高を記録する中で、今月は東南アジア市場が減速。
シンガポールは18.3%増の4万7300人で6月の過去最高となったが、タイは14.5%減の6万3000人、インドネシアは12.2%減の4万9300人、マレーシアは16.4%減の3万500人と2ケタ減の伸びとなった。

東南アジアの動きは、一部市場で休日配列による旅行需要の移動や、航空座席の供給減少が影響した。