インバウンド客は訪日旅程をいつ、どこまで詳細を決める? 東・東南アジア7カ国で調査
(やまとごころ 2019年7月31日)
https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/33501/

海外旅行のプラン決定時期は、一般的に6カ月前といわれるが、親日家やリピーターは2〜3カ月に決める傾向が強い。またプランの決定時にアクティビティを予約する人も半数近くいるという
旅行プランの情報源にガイドブックを活用する人も多いが、Webはさらに多い。正確な情報は公式サイトで確認し、リアルな体験としてクチコミを参考にしている。

【ポイント】
アジア地域No.1規模の日本好きコミュニティサイト『FUN! JAPAN』が、台湾・香港・タイ・マレーシア・インドネシア・ベトナム・インドのアジア7か国を対象に、日本への関心が高い100万人以上の読者に対して訪日旅行の予定を調査した。

1.旅程決定の時期は、一般的には、東南アジア諸国では「6カ月前程度」と言われるが、FUN! JAPAN読者には、親日家やリピーターが多く、「2-3カ月前」が最多となった。
ベトナムが「1カ月以内」が最も多かった。ベトナムからの訪日旅行者は、観光ビザの取得に2週間から1カ月の期間を要するため、旅行直前まで詳細が決められない。旅行者によっては、ビザが正式におりてから出発前の1カ月で一気に詳細を詰めていくこととなる。

2.旅行前に決定することに、「宿泊先」や「交通手段」「観光施設」が上位となった。
注目すべき点は、「アクティビティ」を事前に決める人は「飲食店」の2倍にも上った。近年、体験施設、着地型商品など様々なアクティビティに関する情報が出てきている中で、コト消費市場が着実に広がってきていると言える。

3.旅行計画に活用する情報源として、「旅行ガイドブック」(38%~66%)の活用はまだ大きい。しかしWEB媒体全般(10%~77%)がよく活用されている。
注目すべきは、公式情報である「日本関連の情報提供サイト」に迫る勢いで「旅行関連の口コミサイト」「旅行関連のブログ」を活用している。
正確な情報は公式な情報媒体で確認しつつ、リアルな体験も参考にしていると思われる。