以前、大阪商工会議所主催の『関西クルージングシンポ』に参加した内容をお伝えします。

ポイントは、“今、世界的に大型クルーズ船ツアーが増加”しており、“日本も増加の兆し”が見えることと、クルーズ観光は超高級なものではない、新しい観光スタイルだとの話でした。

訪日外国人観光客が1036万人。東アジア諸国のからの来訪者が64.9%を占め、そして今、世界中で大型クルーズ船によるツアーが増加しているといいます!

世界のクルーズ人口は2000年に1,030万人だったものが、2010年には2,116万人と2倍強に増えています。

2011年のクルーズ人口は、欧州593万人(圏内人口7.4億人の0.8%)、北米1,527万人(圏内人口5.5億人の3%)、アジア79万人(圏内人口42億人の0.02%)、うち日本は18.7万人(国内人口1.3億人の0.15%)だといいます。

欧米諸国の利用が急増しており、日本周辺アジア諸国(韓国、中国主要沿海10省市、香港、台湾)の常住人口が6億人から見ると、今後急拡大することが見込めるそうです。

しかし日本では、クルーズ観光について間違ったイメージを持つといわれています。

①クルーズは超高級レジャーだという誤解:リーズナブルなものは5日間で20万円しません

②クルーズは長期間という誤解:日本人は長期間クルーズを嫌うので、5日間、7日間コース等も短期間のものを充実しています

③退屈だという誤解:エンターテイメントも充実しています

①船酔いが心配との誤解:10万tクラスでは風速20mでもびくともしません

②食事が美味しくないという誤解:西洋料理だけでなく、和食も充実しており美味しい

(参考)

世界のクルーズ船マーケットは、

ラグジュアリー層(10日以上のクルーズが中心、1泊400ドルから、50歳代以上)5%、

プレミアム層(7日以上のクルーズが中心、1泊200ドルから、30歳代以上)10%、カジュアル層(3〜7日のクルーズが中心、1泊70ドルから、20歳代以上)85%

と分布しているそうです。

本当は、気軽で、お買い得で、楽しくて、便利な旅とのお話でした。