【データ】第17回「新型コロナウイルス日米定点生活者意識調査」 電通調べ
(観光経済新聞 2021年10月6日)
https://www.kankokeizai.com/【データ】第17回「新型コロナウイルス日米定点生/

【ホッシーのつぶやき】
コロナ禍の「外出」に関する日米の意識は、日本が「危険を感じる」82%で、米国では「危険を感じない」73%と、大きな差がみられた。
コロナの状況も、日米ともに「感染状況は悪化している」との認識だが、日本は「手に負えない状況」46%に対して、米国は「対応できる範囲内」44%と、ここでも大きな差が見られる。
コロナに対し慎重であることは理解できるが、このままでは社会生活の衰退が心配だ。

【 内 容 】
株式会社電通(本社:東京都港区、社長:五十嵐 博)は、2021年9月上旬、全国20〜69歳の男女1,000名を対象に「COVID-19生活者意識ナビゲーター(第17回日米比較編)」を実施しました。

1.コロナ禍の状況認識は、日本では「感染は悪化していて、手に負えない状況だと思う」が46%となり、前回の47%から引き続き高い傾向に。米国でも「感染は悪化していて、手に負えない状況だと思う」が前回から11ポイント増加し、26%となった。
・日本は前回調査からあまり変化はない。
・米国では、「感染状況は悪化しているが、対応できる範囲内だと思う」が24%から44%に上昇。前回40%だった「感染状況は次第に落ち着きを取り戻してきていて、対応できていると思う」が19%まで減少。

2.日本におけるワクチンの効果や安全性に対する信用度は「完全に信用する」「ある程度は信用する」の合計が前回から3ポイント増えて71%と過去最多を更新。
・「信用しない」と回答した割合は、第1回目からほぼ変化がない。

3.日米ともに半数から半数以上が「海外旅行」や「ライブイベント」でのワクチン接種証明の提示に賛成。
・日米ともに「海外旅行」でのワクチン接種証明の提示を賛成する声が最多。
・日本は、「子どもの通学・行事」のみ3割台の賛成、他の項目はすべて4~5割が提示に賛成。米国は、日本と比べて全項目で、1割前後接種証明を提示することに賛成を示す声が多い。

4.日本では、外出に対して「危険を感じる」が前回より7ポイント増加し82%に。
・米国では73%が「外出時に危険を感じない」と回答しており、日米で大きな差がみられる。

5.日本において接種経験者は、外出時や人に会うことなどに対して「不安が減った」とする人が約6割。
・ワクチン接種により、コロナへの不安が減った人は57%、不安は変わらない人は43%となった。

本調査は、電通グループの海外事業を統括する電通インターナショナル社(旧:電通イージス・ネットワーク社)の米国拠点Dentsu U.S.が米国において、新型コロナウイルスによる生活者意識の変化を20年3月下旬から21年8にかけて22回にわたり調査したものとほぼ同じ内容を日本国内でも調査したものです。前回の7月下旬に引き続き、日本での第17回目の調査を9月上旬(8月後半に、国内の1日当たり新規感染者数が2万人を突破し、その後ピークを過ぎ1万人台にまで落ち着いた時期)に行いました。比較対象である米国の第22回目は8月中旬に調査を行いました。