コロナ禍の夏休み旅行、検討する人が減少傾向、「関東から関東」など近県行きが人気増
(トラベルボイス 2020年7月27日)
https://www.travelvoice.jp/20200727-146694

2020年夏、「国内旅行」は27%と昨年より3%減少し、「旅行を検討していない」は62%と、昨年より10%増えている。
6月24日~7月1日の調査であり「GoToトラベル」キャンペーンを知らない人が多かった可能性が高いが、新型コロナの感染を懸念して、旅行に出かける気分ではないのかもしれない。
片方では、「外出したい」「旅行に出かけたい」との意向も一定数あるようだ。

【ポイント】
2020年夏の旅行の意向調査によると、「国内旅行」26.6%、「海外旅行」2%、「旅行を検討していない」62%となった。新型コロナウイルスの影響で海外旅行がほぼ無いのに加え、国内旅行も前年同期比22.1%減となっている。

国内旅行の旅行先は63.2%が越境を希望。ただ、 越境しての旅行意識を関東在住者に絞り前年度と比較すると、「関東から関東」は前年度の26.7%から34.1%に増加。
新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、旅行先を身近で済ませようという層も増えている。

夏の旅行の実施時期は7月24.6%、8月33.6%、9月19.2%。
8月が前年度の29.5%を上回り、新型コロナの影響が長期化するなかで時期が変動しつつも、消費者の旅行意欲は高い。

夏の旅行先トップ3は、「温泉」「宿泊先でゆっくり過ごす」「家族・友人と過ごす」がランクイン。「交通の便」「ドライブ・ツーリング」への関心も高く、感染リスクを下げるために他者との接触を避けながら旅行したいとの意識が高いようだ。

ネット行動ログ分析によるマーケティングを手がけるヴァリューズの調査。
6月24日~7月1日の期間中、国内の20歳以上の男女1万8427人を対象にアンケートを実施。