コロワイドの4〜6月、事業利益13倍 訪日客取り込む
(日本経済新聞 2023年8月9日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC085CL0Y3A800C2000000/

【ホッシーのつぶやき】
コロナは5類移行で明けたと思われたが客足が戻りきらないようです。しかしインバウンドで客足が増え、焼肉店「牛角」や定食チェーン「大戸屋」なども利益が拡大しています。
ランチタイムの居酒屋に、バス一台分のインバウンドがコース料理で来店してくれるのはありがたいですね!

【 内 容 】

コロワイドの2023年4〜6月期の連結事業利益(国際会計基準)が前年同期比約13倍の20億円前後となったことが分かった。新型コロナウイルス対策が緩和されたことで焼肉店「牛角」や定食チェーン「大戸屋」などでインバウンド(訪日外国人)の客足が増えた。配送頻度の見直しなどコスト削減も寄与した。

売上高にあたる売上収益は1割程度増えて570億円前後になったもようだ。新型コロナの5類移行で外出機会が増えた。深夜帯の客足が戻りきらないとみて居酒屋をレストランに業態転換するなどした。出店場所もビジネス街から郊外にシフトし、客数増につなげた。国内外の旅行業者と連携したパッケージツアーでインバウンドも取り込んだ。

セルフレジや配膳ロボット、スマートフォンによる注文システムなどで店舗運営を効率化した。1つの食材から捨てる部分を極力少なくし商品化するなどして原材料高に対応した。不採算店舗の閉店なども採算改善につながった。

9日に23年4〜6月期の決算発表を予定する。24年3月期通期の業績見通しは従来予想を据え置く公算が大きい。売上収益は前期比11%増の2450億円、最終損益は11億円の黒字(前期は68億円の赤字)を見込む。