皆さん、路線バスを利用した経路検索が無料で提供されているのをご存知でしょうか?
これまでバスの時刻を調べ、乗換の電車を調べと、目的地に到着するまでの経路検索に煩わされることが多かったのが、この『乗換案内NEXT』により、電車とバスの乗り継ぎも一発で検索できるようになります。
 
ジョルダンが、6月19日から、スマートフォン向け経路検索サービス「乗換案内NEXT」で、バス検索サービスの無料提供を始めたというNEWSです。
ジョルダンのニュースリリースによると、全都道府県の路線バス264社、全国コミュニティバス137市町村、全国の高速バス、主要深夜急行バスなどの時刻表、運賃、乗換案内が無料で利用できるようになる。第1弾としてスマートフォンサイト『乗換案内NEXT』を導入し、今後、iPhone/Androidアプリや、PCサイトも順次対応予定とあります。
また、有料登録すれば、スマートフォンのGPSなどの現在位置情報にから、最寄りのバス停までのルートが検索できたり、目的地のスポットを指定すると、目的に近い降車バス停が検索できるともあります。
 
実は、スルッとKANSAIに勤めていた頃、私がバスダイヤ情報検索に担当として取り組んでいたのです。当時、広島や高知などで実験的取り組みはありましたが、都市部を含む、本格的な取り組みは関西が初めてだったのです。スルッとKANSAIに加盟するバス会社を行脚し、協力してもらったのですが、バス会社は人的余裕もなく、ダイヤ情報を提供しようにも紙データであったり、電子データも修正する必要があったため、大変なご苦労をかけました。それが全国の主要なバスが網羅されるとなると、並大抵の苦労ではありません。
 
実は、バスダイヤの検索は簡単なことではありませんでした。同じバス停名も全国に存在しますし、バス停数も膨大です。また、鉄道とバスの乗換案内の組み合わせは幾何学的な数字になってしまいます。
 
今日、『乗換案内NEXT』を使ってみました。
私は泉北ニュータウンに住んでいますが、娘宅に行くのに、バス-私鉄-地下鉄-JR-バスと利用することになりますが、始点と終点のバス停名を入力するだけで、すべてのダイヤが検索できたときは嬉しくなりました。
ただ、JRは新快速を利用したいなど条件を変更する時は戸惑いもありましたが、最寄り駅や目的地でバスを利用する方には、喜んでもらえるものだと思います。
 
観光面からみた「バスダイヤにかける夢」は、“現在位置がGPS情報で分かるから、観光スポットをプロットすると、バスを含む最適ルートが検索できる”ことでした。
 
今回のジョルダンのサービスは、その第一歩の礎になるものだと思っています。
私にとっても嬉しいNEWSでしたが、皆さんも『乗換案内NEXT』を活用いただければ喜んでいただけると思います。
 
http://mb.jorudan.co.jp/os/norikae.cgi