京都市の宿泊税 上限額を1万円に引き上げる方針
(NHK 関西NEWS WEB 2025年1月8日)
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20250108/2000090559.html

【ホッシーのつぶやき】
京都市が「宿泊税」の上限額を1千円から1万円に引き上げる方針、2月議会に提出し、承認されると2026年3月の実施となるようです。世界は定額制でなく定率制の流れですが、定額制としては妥当だと思います。観光事業費は宿泊税などで賄うべきです。この値上げにより収入は2023年度の52億円が130億円になる見込みだといいます。有効に使って欲しいものです。

【 内 容 】

京都市が、ホテルや旅館などの宿泊者から徴収している「宿泊税」の上限額を現在の1000円から1万円に引き上げる方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。
条例の改正案を来月(2月)の定例市議会に提出する予定で、実施されれば定額制の宿泊税を導入している自治体の中では最も高額となります。

京都市は7年前(2018年)から原則、市内のすべてのホテルや旅館などの宿泊者から宿泊税を徴収していて、1泊あたりの宿泊料金が▼2万円未満の場合は200円、▼2万円以上5万円未満は500円、▼5万円以上は1000円となっています。
昨年度(2023年度)の税収は過去最高の52億円に上りましたが、いわゆる「オーバーツーリズム」などが課題となる中、市は対策のための財源をさらに確保する必要があるとして宿泊税の引き上げに向けて検討を進めてきました。
その結果、上限額を現在の1000円から1万円に引き上げる方針を固めたことが関係者への取材で分かりました。

具体的には、税額の区分を現在の3つから5つに細分化し、1泊あたりの宿泊料金が▼6000円未満の場合は200円、▼6000円以上2万円未満は400円、▼2万円以上5万円未満は1000円、▼5万円以上10万円未満は4000円、▼10万円以上は1万円にするということです。
市は条例の改正案を来月(2月)開かれる定例市議会に提出する予定で、可決され、総務大臣の同意が得られれば来年(2026年)3月からの引き上げを目指す考えです。
総務省によりますと、実施されれば定額制の宿泊税を導入している全国の10の自治体の中では最も高い上限額となり、市は昨年度の2倍以上にあたる年間およそ130億円の税収を見込んでいるということです。