堺旧港エリアににぎわいを カフェや屋台村、来年3月オープン 堺市が開発事業者を選定
(産経新聞 2025年3月5日)
https://www.sankei.com/article/20250305-WK6Z2MQLKFNRZHSEJOESDTDV4Q/
【ホッシーのつぶやき】
堺旧港のにぎわい創出事業がスタートする。側には「旧堺燈台」があり、堺市のベイエリア地区にあたる。事業者に選定された「RETOWN」は、ドーム球場そばの「大正リバービレッジ」などを成功させている。代表取締役の松本篤さんの話をお聞きして、まちづくりのプロの心意気を感じた。
堺市は東西交通網が発達しておらず、南海本線「堺駅」周辺の開発が課題になっていた。この事業が人を呼ぶきっかけとなり発展してくれることを願う。
【 内 容 】
堺市は、堺旧港エリアのにぎわい創出に向けた開発事業者として飲食店経営の「RETOWN」(大阪市生野区)を選んだと発表した。カフェや常設の屋台村、バーベキュー場を新設するほか、新たに桟橋を整備して「海の駅」の登録を目指す。令和8年3月の開業を予定している。
堺旧港は中世に南蛮貿易の港として発展したが、江戸時代の大和川の付け替えにより港の機能が衰退。現存する日本最古の木造洋式灯台で国指定史跡「旧堺燈台」などが残り、近年は親水エリアとして再開発が進む。今回の対象エリアは南海本線堺駅から北西約500メートルにある堺区戎島町の約1750平方メートルで、昨年9~12月に事業者を公募した。

堺旧港エリアに新設される屋台村のイメージ(堺市提供)
2社の応募があり、選定委員会で審査した結果、飲食店やまちづくり事業を手がける同社の計画が採用された。計画ではカフェと常設の屋台村、バーベキュー場のほか、護岸エリアにはテラス席を整備する。
今後は市や大阪港湾局、地元関係者と協議して桟橋を新設し「海の駅」の登録を申請。マリーナとしての活用を目指す。

堺旧港エリアに新設される屋台村のイメージ(堺市提供)