インバウンドの極意 by ブラッド・トウル氏 観光地奈良の勝ち残り戦略(82)(tetsudaのブログ 12月9日)
12月4日、奈良の(一社)地域づくり支援機構の「外国人観光客受け入れ促進のための講習会」に参加しました。
田辺市熊野ツーリズムビューローのブラッド・トウルさんの講演「外国人から見た『熊野』」の内容を私がまとめたものを、tetsudaさんに編集していただきました。
ブラッドさんのお話は2回目ですが、目からウロコが落ちる話が満載でした。
是非お読みください!http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/1

【ポイント】1.「ブーム」より「ルーツ」。流行を追うのではなく、当地の歴史を売ることが大切。
2.当地ではワークショップを数十回重ねた(宿泊施設の女将の会、バス関係者、熊野本宮大社関係者など)。地元民の受け入れ体制を整えることが先決。
3.旅館や土産物店、飲食店の人が英語で説明できるよう、お店ごとに英語版「指差しツール」を作った。パンフレットはその場では使えない。指差しツールだと、その場ですぐ使える。
4.温泉は「spa」(沸かした風呂)ではない。onsenのままで良い。そのような誤訳が多すぎる。
5.初めて日本に旅行した時、成田山に連れて行ってもらったが何も分からなかった。仏教を知らない外国人も多い。説明が必要。
6.朝食に洋食を出すのは、おもてなしではない(逆に和食を出すのも)。相手(外国人)に選んでもらうことが大切。