奄美群島エコツアーガイド5島12市町村 – The Islands of Amami Ecotour Guides5Islands:1City/9Towns/2Villages

【ホッシーのつぶやき】
地域の本当の自然、生き生きとした姿を見るには、エコツアーガイドがいなければ分からないと感じる動画です。
奄美大島なのでハブなどの心配もありますし、道も分からない中で未知の場所に入りこむのはとても危険です。また見て楽しむのではなく、自然を楽しませてもらうという謙虚な気持ちも必要です。
奄美大島のエコツアーガイドの人たちがどのような思いでおられるかを感じていただければと思います。

【 内 容 】
我々は作り物ではなくて「本物を見てほしい」し、「島を理解して帰ってほしい」。
奄美群島 環境文化型「人間と自然の関わり そのものを受け継ぐ」、奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島。

奄美大島:高齢化が進んで、子どもが少なくなってきているので、何か出来ないかなぁと思った時、自然を生かして、人を呼んで、残しておかなければいけないと思った。

徳之島:例えばハブにしても、生き物の特性を知って「自分が正しく怖がる」危険なことに対する危機管理能力。
一つ疑問に思ったことが解決したら、その時点で十個知らないことが増えるわけですよ。その十個をまた探さないといけない。
植物から、虫から、水から、空気を含めた全て一つの物から循環して、人間の体に入り循環されていくシステムが人間の生きる場として良いんじゃないかあと思うんです。

与論島:そもそもゴミっていうものも存在しない、人間が価値がないと思ったものをゴミと言っているだけで、もしかしたら道具かもしれないし、まだ食べられる食べ物かもしれない…。
知識を得るというのも大きな楽しみ方だと思うのですが、知識よりも私はの感動だと思います。感動に勝るものはない。

沖永良部島:自分の人生なら多分なかった世界だから、多くの人が百聞に一見にしかずで、実際に見て、情報として入って、地球を感じる。
日頃からご先祖様を敬い、連綿と語り継がれ、引き継がれてきた歴史、生活文化の豊かな町だと思います。
芭蕉布工房:この島で育った植物を使って自給自足していた昔を象徴する物なので、閉ざさないよう頑張りたい。

喜界島:作られた観光ということじゃなくて、自然のそのままの形を観光に生かすというスタイルが観光ではないかなと思っています。
農業の基盤を支えている土壌が隆起率の高い隆起珊瑚礁。ミネラルが豊富な土壌を持った地域なんです。
大島紬:水は山のおかげ、人は世間のおかげ、ずっと昔から続いてきた「人の暮らし」が魅力と思っています。急ぐっていうことなく、ゆっくり時が過ぎていく、郷愁を感じるというか、「故郷の原型」みたいな所です。
ホエールウォッチング:鯨はこちらで生まれて、夏場に餌を食べに行って、また戻ってくる。島に里帰りするような奄美の仲間達じゃないかなあ。
鳥の声とか虫の声とかもいろんなものが聞こえてきて、名前を調べたり、子どもも育てる時に、身近に自然があるのが良いなあ。

多少不便でも、多少汚れても、本物を見て帰っていただいて、「また奄美に行きたいね」となって頂けたら、我々は非常にありがたい
自然は残してこそ、受け継いでこそ初めて意味があるんで、「昔は良かったね」と言いたくないの、「今が良いでしょう」の延長なのだけど…