【データ】ウイルス対策への意識調査
(観光経済新聞 2020年10月21日)
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【ポイント】
新型コロナウイルスの影響で、抗菌対策を意識するようになった人は84%。抗菌対策が求められる場所は、飲食店48%、病院46%、スーパーマーケット42%で、抗菌対策の掲示を求める人は87%だという。
日本人は清潔好きだとは言われて来たが、コロナによる感染防止意識が、抗菌対策を強く求めているようだ。

【 概 要 】
ウイルス対策済みの表示を生活圏内の店舗で見かける人112名を対象に「ウイルス対策への意識」に関する実態調査を実施した。

「Q1.新型コロナウイルスの影響により、生活圏内の店舗を訪れる際、抗菌対策をより意識するようになりましたか。」と質問したところ、「強く意識するようになった」が27.8%、「意識するようになった」が56.2%。

「Q2.Q1で「強く意識するようになった」「意識するようになった」と回答した方にお伺いします。抗菌対策について掲示されていると安心しますか。」と質問したところ、「かなり安心する」が16.0%、「安心する」が70.2%という回答になった。

「Q3.Q2で「かなり安心する」「安心する」と回答した方にお聞きします。どのような情報が掲示されていると安心しますか。(複数回答)」と質問したところ、「公的試験をクリアしている」が54.3%、「公的試験をクリアしている」が48.1%、「ISOなど効果が証明されている溶剤を使用している」が43.2%となった。

「Q4.どのような場所で抗菌対策がなされていて欲しいと思いますか。上位二つをお選びください。」と質問したところ、「飲食店」が48.2%、「病院」が45.5%、「スーパーマーケット」が42.0%となった。

「Q5.Q4で「飲食店」と回答した方にお聞きします。抗菌対策をしているかどうかは、お店選びの判断材料となりますか。」と質問したところ、「判断材料となる」が81.5%、「判断材料とならない」が18.5%となった。

「Q6.生活圏内の店舗等で、抗ウイルス対策している場合、掲示して欲しいと思いますか。」と質問したところ、「かなりそう思う」が32.1%、「そう思う」が54.5%となった。

「Q7.抗ウイルス対策がどのような効果があるかご存知ですか。」と質問したところ、「知っている」が72.3%、「知らない」が27.7%となった。

• まとめ
今回、ウイルス対策に関する意識調査を行いました。新型コロナウイルスの影響により、84.0%の人が生活圏内の店舗を訪れる際、抗ウイルス対策(抗菌対策)を意識するようになり、そのうち 86.4%が抗菌対策の掲示で「安心する」と回答しました。また、安心する根拠として「公的試験をクリアしている」「ISOなど効果が証明されている溶剤を使用している」などが重要であることがわかりました。
さらに、半数近くの人が「飲食店」「病院」「スーパーマーケット」でのウイルス対策の掲示を求めており、「飲食店」と回答した人のうち、81.5%の人が掲示自体がお店選びの判断基準になると回答しました。
新型コロナウイルスの影響で生活圏内の店舗選びに際し、ウイルス対策を多くの人が意識するようなりました。抗菌対策をすることはもちろん店舗に求められていることではありますが、お客様の「安心」のための掲示も重要と言えるでしょう。

・ 調査概要
調査概要:「ウイルス対策への意識」に関する実態調査
調査主体:株式会社ベンジャミン
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年9月17日〜同年9月23日
有効回答:20〜60代でウイルス対策済みの表示を生活圏内の店舗で見かける人112名