旅行制限解除後の海外旅行、再開のカギは「払い戻し可能な航空券」、最も重視するのは日韓が「安全性」、英米は「費用」
(トラベルボイス 2020年5月28日)
https://www.travelvoice.jp/20200511-146116

海外旅行の再開は「感染の心配がないと思えたとき」「航空券が手の届く価格になったとき」だという。感染への心配は当然だが、航空券やツアー価格の高騰も心配しているようだ。
日本と韓国では「旅行時期」「感染リスクが低い旅行先」を選ぶ傾向が強い中、イギリスとアメリカでは「旅行の頻度を増やす」「より冒険的な旅をする」と回答し、「サステナブルな旅」を選択する人が半数を超える結果となったといい、国民性の違いを感じる。

【ポイント】
「新型コロナウイルス感染症と旅行に関する意識調査」を、日本、韓国、イギリス、アメリカで調査した。有効回答数は3208人(日本600人、韓国551人、イギリス1463人、アメリカ594人)
旅行比較サイトを運営するスカイスキャナージャパンの調査。

渡航・入国制限などが解除されたうえで、 「海外旅行を再開したいと思うタイミング」を聞くと、 日本、韓国、イギリスでは「感染の心配がないと思えたとき」、 アメリカでは「航空券が手の届く価格になったとき」と答える人が約4~5割を占め最多となった。

旅行予約へ踏み出すには、「キャンセル時に100%払い戻し可能・手数料無料の航空券を航空会社が提供している」ことが最も必要とされ、いずれの国でも約6~8割にのぼった。

今後旅行先を決めるときに最も重視する点は 、日本と韓国では「旅行先での安全性」、イギリスとアメリカでは「費用」が最多。

コロナ禍後の「旅行スタイルの変化」は、 日本と韓国では「旅行時期に注意する」「感染リスクが低い旅行先を選ぶ」が約5割を占めた一方、イギリスとアメリカでは「旅行の頻度を増やす」「より冒険的な旅をする」と回答した人が、日本・韓国を大きく上回った。

「サステナブルな旅」についての意識では、日本は「旅のスタイルは変わらない」が50%だった一方、アメリカと韓国では「サステナブルな旅を選択したい」が半数を超え、対照的な結果となった。