旅行者クチコミでコロナ関連は1割、検温・消毒液の設置に安心感、トリップアドバイザーが分析
(トラベルボイス 2020年10月12日)
https://www.travelvoice.jp/20201012-147265

【ポイント】
新型コロナ感染により、宿泊施設の対応もより難しくなっている。
トリップアドバイザーのクチコミでも、コロナ関連は約1割あり、そのうちポジティブな評価は75%といい、施設の安全への対応などを評価をしているが、一方で、ネガティブな評価も13%に上る。ネガティブ評価は、「スタッフ」「説明」「フロント」「チェックイン」など、施設側とのやり取りに不満があったことがうかがえるようだ。

【 概 要 】
トリップアドバイザー上で、2020年1~8月、宿泊施設に日本語で投稿された「コロナ」に関するクチコミを分析したレポートを発表した。
コロナに関する記載が含まれたクチコミは全体の約1割で、このうち、75%は施設側の安全対策への対応や安定したサービスなどにポジティブな評価をしており、「検温、手指の消毒液があるので安心感があった」との声も寄せられている。
一方で、ネガティブな評価も13%に上る。「ソーシャルディスタンスは皆無。入場制限はせず、大勢の子どもがマスクをしないで楽しんでいた」という不満の声もあった。

ポジティブとネガティブな評価のクチコミの言及率を比べたところ、ネガティブではスタッフ、説明、フロント、チェックインなどが目立ち、施設側とのやり取りに不満があったことがうかがえる。

トリップアドバイザーは「コロナ対策を自社ホームページや情報サイトで積極的に開示することや、現場での説明・案内などの方法を工夫することが、ニューノーマルな旅においても、旅行者とより良い関係を築いていくための鍵になる」と考察。
同社が提供する、施設側の安全対策の取り組みを旅行者に掲示できる機能「トラベルセーフ」(無料)を活用してほしいと促している。