『日本酒フェスから見るオーストラリアと日本の深い関係』 (講演概要③)
(観光のひろば 2025年1月31日) 遠藤烈士:JAMS,TV
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【ホッシーのつぶやき】
観光にしろ物産にしろ目的があり、目的に向かって戦略を練る。しかし一つの目的だけでは大きな成果を上げれない。大切なのは「タッチポイント」だと遠藤さんは語る。これまでも日本文化を前面に出されているが、さらに深く日本文化を掘り下げるため「デジタル化した浮世絵」をタッチポイントにすると遠藤さんは語る。
タッチポイントが網の目のように広がれば訪日観光もさらに伸びる。
【 講演概要 】
「インバウンド」という言葉の広義な定義は、人、モノ、お金、情報、知識が日本国内に流入することですが、弊社が取り組むこととして、さらに日本の情報の発信に努めること、日本とのタッチポイントを増やすこと、訪日して帰国したオーストラリア人に再度日本に行く理由を作ることだと思っています。
2025年からタッチポイントを増やすためは「日本酒オンライン販売サイト」の開設、そして「デジタル文化財展示会」に取り組みたいと考えております。実は2023年の酒フェスで「江戸デジタルアート展」を開催したのですが、その時に浮世絵がデジタル化されていることを知り、これは日本国内にあるだけではなく「海外に持っていってこそ価値がある」と気付いたので取り組んでまいりますと、講演を締め括られました。

Q1:酒フェスに来ている方は富裕層が多いのでしょうか?
A1:オーストラリアの平均年収は1000万円、中央値で650万円ほどです。酒フェスに来ている人の7割が650万円以上です。7割が訪日経験者で、9割が1年以内に日本に行きますという方です。
Q2:オーストラリアで好まれる日本酒はどのようなお酒ですか? オーストラリアで日本酒の価格はいくらですか?
A2:オーストラリアに入っている日本酒は1400銘柄ほどあり、辛口から甘口まで色々な日本酒が飲まれています。オーストラリアでは日本酒は高価で、日本で1000円くらいのものがオーストラリアでは4000円程度になります。