都内エリア毎の訪問者特性を見える化、30代は「表参道・代々木」、朝の渋谷で売れるのはビールやファストフード
(トラベルボイス 2020年3月3日)
https://www.travelvoice.jp/20200303-145533

東京都民の位置情報とアンケートで、外出時間、年代別に多いエリア、購入商品、利用サービスを分析している。詳細はわからないが、東京はこんなに世代別の移動や購入商品、利用サービスが違うのだろうか…
大阪も一部には世代別の傾向はあるだろうが、混在しているように思う。大阪の魅力は混在して生活する所にあるのかもしれない。

【ポイント】
博報堂DYホールディングスは、東京都の「移動する生活者」に関する第三回の調査を実施した。
東京の30のエリアで一定頻度以上の来訪ログがある対象者を抽出し、移動に関する実態や生活全体における商品/サービスのカテゴリに対する購入・利用状況・意識などを聴取することで、生活者のリアルな行動に基づいたエリアごと・時間帯ごとの訪問者特性を分析した。

平日の平均外出時間は約5.5時間で、昨年度の約5.4時間から微増。浅草(6.3時間)、日本橋(6.1時間)、新橋(6.0時間)、新宿(5.9時間)などのエリア訪問者は外出時間が平均よりも長い傾向となった。

平日の平均移動時間は約1.5時間で、昨年度の約1.4時間から微増。表参道(1.8時間)、新橋(1.7時間)、六本木(1.7時間)、大手町(1.6時間)などのエリア訪問者は移動時間が平均よりも長い傾向となった。

年代別に高いエリアは、10代が「原宿」、20代が「後楽園・三越前・浅草・上野」、30代が「表参道・代々木」、40代が「飯田橋・三越前・有楽町・大手町・六本木」、50代が「品川・飯田橋・代々木」、60代が「御茶ノ水・新橋・銀座」。

オンライン・オフラインを含めて購入/利用している商品/サービスは、40代が多い三越前で「金融商品・チョコレート・アイス・タクシー」、有楽町では「旅行サービス・ビール・日本酒/ワイン」、六本木では「発泡酒・スーパーマーケット・調味料・美容整形」、浅草では「ペットボトル/紙パックコーヒー・サプリメント・衣料用洗剤・機能性食品・保険商品」となった。

時間帯別における訪問者の購入商品や利用サービスは、渋谷を見ると、 朝は「ビール・発泡酒・缶コーヒー・ファストフード・宝石/アクセサリー」、昼は「冷凍食品・スーパー・サプリメント」、夜は「チョコレート・紅茶・発泡酒」、深夜は「ビール・発泡酒・缶チューハイ・缶コーヒー・タバコ・旅行サービス・住宅/不動産・消費者金融サービス」だった。

この調査結果を踏まえて「東京生態マップ」を作成。エリアごとの来訪者の特性を可視化した。

博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織「デジタルロケーションメディア・ビジネスセンター」が、シナラシステムズジャパンと協働し、東京都の「移動する生活者」に関する第三回の調査を実施した。
東京の30のエリアでそれぞれ一定頻度以上の来訪ログがある対象者を抽出し、移動に関する実態や生活全体における商品/サービスのカテゴリに対する購入・利用状況・意識などを聴取することで、生活者のリアルな行動に基づいたエリアごと・時間帯ごとの訪問者特性を分析した。
今年度は、位置情報の活用に同意したユーザーアンケートを行うことが可能な「Location Based Research」を活用した。