『白鷺城ならぬ白すぎ城!?』という記事が出ていた。 
(産經新聞 8月13日) 

タイトルの付け方には疑問を感じるが、記事の内容は「何故、白すぎるのか」が書かれているのでご紹介します。 

【ポイント】 
・姫路城は「白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりごめづくり)」と呼ばれる壁や窓の格子だけでなく、瓦の目地にまで漆喰を塗る工法を用いている。 
・江戸時代までの天守が残る全国12城のうち、同様の工法を用いているのは姫路城と松山城のみ。 
・目地が盛り上がっているため、角度によっては灰色の屋根瓦が隠れ、屋根全体が真っ白に見える。 
・漆喰は黒カビが生じやすく、通常は数年間で黒ずんで白さが徐々に失われる。 
・約10年前に行われた乾小天守や西小天守ではすでに漆喰の変色が始まっている。 
・純白に生まれ変わった白鷺城こそ、城の本来の姿だ。 
・平成の大修理では、黒カビの繁殖を抑えようと、防かび剤のコーティングを施した。 

姫路城は、27年3月27日の公開再開に向け作業が進む。 
防かび剤も万能ではないので、数年で黒ずみが生まれてくると思う。今と同じような白さは恐らく50年後の次の大修理後まで見られない。ぜひ今のうちに訪ねてほしい。 

http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140813/wlf14081310420007-n1.htm