関空、旅客2000万人へ着々 スマホで9カ国語案内 (日経新聞 1月21日)http://www.nikkei.com/article/DGXLZO82185370R20C15A1LDA000/

関空、旅客2000万人へ着々 スマホで9カ国語案内 (日経新聞 1月21日)http://www.nikkei.com/article/DGXLZO82185370R20C15A1LDA000/

関空の国際線の旅客数が前年比10%増の1305万人と過去最高になった。外国人旅客数も前年比36%増の630万人と過去最多だという。その関空が、QRコードを使った9言語の情報の案内を始めた。空港に到着した外国人は電車の乗り方、切符の買い方、WiFi接続の方法と分からないことばかりだ。このようなおもてなしが当たり前になる日は近いのだろうが、関空の取り組みは素晴らしいと思う!

【ポイント】関空の国際線の外国人旅客数は前年比36%増の630万人と開港以来、最多となった。国際線全体でも最高で、国内線を合計した旅客数は13年ぶりに1900万人を超えた。関空では2次元バーコード「QRコード」を使った9カ国語での案内も開始。
国際線と外国人旅客数が前年を上回るのは3年連続。LCCを含め新規就航や増便が相次ぎ、中国や香港、台湾などからの訪日客が伸びた。国際線は10%増の1305万人だった。うち日本人旅客数は6%減の647万人と、2年連続で前年割れだ。
国内線の旅客数は前年比5%増の630万人で過去9番目の水準。そのため国際線と国内線の合計旅客数は9%増の1935万人と過去5番目の水準にとどまった。国際線の貨物量も10%増の70万トンで、4年ぶりに前年を上回った。
20日に9カ国語で空港施設やお土産品などの案内を始めた。翻訳ベンチャーのPIJIN(ピジン、東京・中央)の「QRトランスレーター」の仕組みを採用。訪日客が自分のスマートフォンやタブレットで空港のカウンターなどに設置されたコードを読み込むと、端末の設定している言語での案内が表示される。

今回のQRコードは、設置された場所ごとに空港内のコインロッカーの使い方や、電車やバスの周遊きっぷなどを案内する。これまで空港内でほとんど表示できていなかったタイやベトナム、アラビア、インドネシア、マレー語にも対応。昨年4月に無料Wi―Fiでネット環境を整え、今回は多言語案内。約100カ所の設置箇所や言語数を順次増やし、新関空会社は外国人旅客のさらなる上積みを狙う。