『淀川水系の自然と生態系に学ぶ、ホンモノの観光!』②
(観光のひろば 2024年9月25日)
【ホッシーのつぶやき】
9月29日、民放NHK6局の人気キャスターが集結した『1.5℃の約束』という特集番組がありました。「気候変動で“食”が大ピンチ!」がテーマでした。
https://www.nhk.jp/p/ts/NWVLW4QQ3K/
いよいよ温暖化を止めなければ、どうにもならない段階に差し迫ったようです。
「温暖化」は暑いだけでなく、「海水温を上昇」させ、「大型台風・線状降水帯・洪水」を引き起こしている。これを知ることから始めないようです。
【 内 容 】
温暖化や社会環境の変化のため、鵜殿から居なくなった鳥たちもいます。「内が池の護岸工事」や「新名新高速道路建設工事」など、撮影した日付から居なくなった鳥たちが分かるといいます。
鳥や動物だけでなく、絶滅が危惧される植物も増えているようです。
“ヨシ”と“アシ”は同じ漢字で「葦」と書き、基本的には同じもの。“ヨシ”は枯れた茎の中が空洞で、“オギ”は綿状のものが詰まっている。
雅楽の“ヒチリキ”のリードに使用するのは“ヨシ”で、鵜殿には良質の“ヨシ”が生育しており、ボランティアが“ヨシ”の保全に尽力されている。
また壮大な野火の「ヨシ原焼き」は毎年2月に開催されます。
そして「私たちの住む世界は持続可能か?」と問題提起されました。
■現在、人類の資源に対する需要が地球再生可能な供給量を上回っており、現在の生活を支えるためには、地球が1.5個必要。 (エコロジカルフットプリント指標)
■世界平均気温は、2023年が最も暑い年で、以降13ヶ月過去最高を更新。
(コペルニクス気候変動サービス)
■この50年間に世界経済は5倍以上に成長。食糧生産量は約2.5倍、水の使用量は2倍、パルプと紙の生産のため木材伐採量は3倍に増加。
■世界の1%の富裕層が世界の富の37.8%を所有し、上位10%で世界の富の76%を保有し、1980年以降加速度的に拡大を続けている (世界不平等研究所2021)
■紛争や迫害により故郷を追われた人の数は12年連続で増加し、1億1,730万人
(国連難民高等弁務官事務所2024)
■世界の野生動物の個体群は1970~2018年にかけ、平均で69%減少
(www:世界自然保護基金)
■スズメは1990年~2021年までに5~8割減少 (環境省 鳥類繁殖分布調査会)
大倉さんも
『私たち人類の生活は、
自然に覆われた地球という
奇跡の星を旅するエコツアー
自然環境を持続可能にするために
人類は生態系の一部として
生かされていることを
忘れてはいけない』
と、講演を締め括られました。