【データ】「旅とふるさと納税」に関する意識調査
(観光経済新聞 2021年10月22日)
https://www.kankokeizai.com/【データ】「旅とふるさと納税」に関する意識調/

【ホッシーのつぶやき】
”ふるさと納税”を利用したいことのない人は59%ですが、旅行先が好きになって”ふるさと納税”された方が57%もいます。
未利用者も”ふるさと納税”に興味を持つが89%もあり、返礼品に「観光ツアー・体験」を組み込む自治体も増えているので、”ふるさと納税”が地域の観光に人を呼び込む可能性が高いようです。

【 内 容 】
株式会社昭文社ホールディングス(本社:千代田区麹町、代表取締役社長 黒田茂夫、東証コード:9475)とその子会社である株式会社昭文社(本社:千代田区麹町、代表取締役 清水康史、以下昭文社)は、昭文社が運営する旅メディア「ことりっぷ」が実施した「旅とふるさと納税」をテーマにしたインターネット読者調査の概要をお知らせします。本調査は、2021月9月1日(水)~2021年9月21日(火)の間に、ことりっぷの読者(WEB会員など)を対象に行ったアンケート調査(有効回答数:916サンプル)となります。
なお、本リリースは「ダイジェスト版」となります。調査の詳細は特設ページにて公開しております。
(URL: https://www.mapple.co.jp/blog/16342/)

)) 「ふるさと納税」の利用経験者は約4割 ((
「ふるさと納税を利用していますか?」(単一回答)の設問に対しては、「利用していない」が59%と最も多く、「利用している」(29%)、「過去に利用したことがある」(12%)と続きました。

)) 約6割が<これまで訪れたことのある旅行先>をふるさと納税先に選んだ経験あり ((
利用経験者への「これまで訪れたことのある旅行先の地域(自治体)をふるさと納税先に選んだことはありますか?」(単一回答)という設問に対しては、「ある」が57%、「ない」が43%という結果となりました。

その理由として挙げられた回答例は次の通りです。
• 旅行をしてその地域を好きになったので、応援したいと思ったから
• 現地で食べたものがおいしかったから
• また訪れたいと思うほど素敵な場所だったので、家でもその地域の物を味わってみたかった
• 旅先で出会った人に親切にしていただき、今後も訪れたいと思ったから
• 好きな地域や応援したくなる土地など、縁のあるところを選びたいとの思いから
• 税金の使い道が観光地の整備だったので応援するため

)) 3割が 「ふるさと納税」がきっかけで今後の旅行を予定・検討 ((
利用経験者への「ふるさと納税がきっかけで旅にいったことはありますか?」(単一回答)という設問に対しては、「ない」が60%と最も多く、「今後に旅行を予定・検討している」(31%)、「ある」(7%)と続きました。

その理由として挙げられた回答例は次の通りです。
• 返礼品と一緒に送られてきたパンフレットなどが魅力的で興味を持った
• ふるさと納税をすることでその地域の特産などは知れるが、魅力を全て知れるわけではないので行ってみようとは思わない
• 農産物は知っていても、地域の観光名所などわからないため
• 食べ物が魅力的でも、観光地が少なかったり行くまでに不便だったりするので、なかなか行こうとはならない
• コロナが収まったらその地域の美味しいもの食べに行きたい
• ふるさと納税からその市町村を知るきっかけになる。行ってみたいとの思いから、今後旅行につながれば、さらにその地域が好きになり本当の意味で地域応援を兼ねたふるさと納税になると信じている

)) 未利用者の約9割が、「ふるさと納税」に興味あり ((
未利用者への「ふるさと納税に興味はありますか?」(単一回答)という設問に対しては、「とてもある」(36%)、「少しある」(53%)を合計すると未利用者の89%が「ふるさと納税」に興味があると回答しました。また、「ふるさと納税のどのようなところに興味がありますか?」という設問に対しては、「返礼品が魅力的」が74%と最も高く、次いで「税金が控除される」(58%)「好きな地域やこれから住みたい地域を応援・貢献できる」(39%)と続きました。

)) 約9割が<これまで訪れた旅先をふるさと納税先に選びたい>と回答 ((
未利用者に対して、「これまで訪れたことのある旅行先の地域(自治体)をふるさと納税先に選びたいと思いますか?」という設問に対しては、「とても思う」(44%)、「少し思う」(44%)を合計すると88%がふるさと納税先に選びたいと回答しました。

また、自由回答では以下のような具体的な回答が得られました。
• コロナ禍で観光業が落ち込んでしまい大変なときだから、少しでも応援したい
• こういう不安定なご時世で旅行にはいけないので、別の形で盛り上げたい
• 食べ物がおいしかったので、縁のある地域に貢献したい
• 返礼品によっては懐かしい気持ちになれる。遠くにいてもその地を感じられる
• 旅行中においしい料理を食べ、その味を自宅でも楽しみたいと思ったから
• 同じ税金を納めるなら、行って良かった地域や、人のぬくもりを感じた地域に納めて使ってもらいたい
• 楽しい思い出ができた旅行先に感謝の気持ちがあり、また訪れたいと考えているので、これからも魅力的な土地であり続けてほしいから

今回の調査結果についてことりっぷ編集部 編集長の中山優子は次のようにコメントしています。

 今回、「旅とふるさと納税」をテーマにアンケートを行い、900名以上のたくさんの読者の方にご回答いただきました。本テーマへの関心が非常に高いことにまず驚きました。その理由として、以前旅したことがあり、その地域の魅力を感じた思い出から「ふるさと納税」に選ばれていることを知り、旅を発信するメディアとしては嬉しいアンケート内容でした。「旅に行って素敵な場所だったから」「人の温もりを感じる場所だった」「旅先でおいしいものを味わった」など、旅でのすてきな体験や出会いが「ふるさと納税」をする市町村や地域を選ぶ際に、大きく影響していることを改めて知ることができました。
「コロナ禍のいま、旅はできないが好きな地域を応援したい」「ゆかりのある場所を選びたい」など返礼品の魅力のほかにも、応援や貢献という思いを強く持たれている方も多くいらっしゃいました。
旅やおでかけがきっかけとなり、地域への愛着や共感、信頼が生まれることで、日々の暮らしのなかでその地域の特産品を買ったり、ふるさと納税を利用したり、地域への思いや関係性はさらに広がっていくのだと思います。
ことりっぷ編集部では、今後も旅に行くきっかけとなるその街の魅力や想い、その街のストーリーを知ることができる価値のある情報を発信し、<旅する人に小さな幸せ>を届けてまいります。

)) 調査概要 ((
調査テーマ:「旅とふるさと納税」に関する意識調査
調査手法:インターネット調査(マクロミル アンケートツール「Questant」使用)
調査地域:全国47都道府県
調査対象:ことりっぷ読者
調査期間:2021月9月1日(水)~2021年9月21日(火)
有効回答数: 916サンプル