「テレワークしたい」は7割、3月上旬段階で「在宅勤務」の制度がある組織所属は1割にとどまる -JTB総研調査
(トラベルボイス 2020年4月21日)
https://www.travelvoice.jp/20200421-145960

テレワークの活用が急速に進んでいる。
「テレワークをしたい」人が7割。「自宅」が66%と最も高く、自宅から離れた場所では「旅行先のホテルや旅館」が18%と多かった。
この3年間で「働き方に変化があった」人は54%で、増えたのは「テレビ会議」15%だという。
今、ZOOMの利用が急速に進んでいるようだ。

【ポイント】
新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛要請を受け、テレワークの活用が急速に進んでいる。
JTB総合研究所が2020年3月上旬に実施した「働き方の変化とテレワーク」に関する意識調査でも、「テレワークをしたい」が全体の約7割に上り、働き方改革の推進とICTの進化で徐々に広がっていたことがうかがえる。

「テレワークをしたい」と考えている人は70.6%。女性より男性、若い方の意向が高かった。
場所は「自宅(66.5%)」が最も高く、「カフェ(16.8%)」、「テレワークスペースやコワーキングスペース(12.5%)」が続いた。
自宅から離れた場所では、「旅行先のホテルや旅館」が17.9%と多かった。
20代男性は、移住や2拠点居住を前提としたレジャー要素、地元とのつながりを大切にする傾向も顕著だった。
会社や組織に所属している人で、「時差出勤」は21.1%、「在宅勤務」は12.5%だった。

この3年間で「働き方に変化があった」と回答した人は54.2%。「増えた・始めた」は「テレビ会議(15.2%)」、「減った」は「夜間残業(20.6%)」がそれぞれトップだった。
40代男性と30代女性は「異業種・同業種とのネットワーキング」、「ディスカッション形式の会議」などのコミュニケーションも増加しているという。

過去1年間で1泊以上の旅行に出かけた経験があり、全く仕事をしていないと回答した人を除く1062名を対象としたインターネット調査。