「ニッポン」を世界に営業する男 〜インバウンド事業で年率250%成長するベンチャー〜
(日経ビジネスオンライン 8月12日)
2010年よりインバウンド事業をスタートさせた、大阪市に本社を持つ『株式会社フリープラス』代表取締役の須田健太郎さんの記事が掲載されていました。
なかなかガッツがありますね!
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13年4月には単月売上高1億円を突破。現在の取引先は15カ国1200社にまで広がっている。
2014年単月売り上げは3億円で過去最高益を記録しており、今年下期にはヨーロッパにも展開を広げる予定。
フリープラスの強みは、インバウンド事業に特化して、訪日外国人客の消費行動を包括的にとりまとめていること。
ツアーの実施を通して分析可能なデータやアンケート調査の依頼が、リクルートなど大手企業から数多く舞い込む。訪日外国人の消費行動を知りたいというマーケティングの依頼を受けることも増えてきた。
インバウンド事業で知り得た訪日外国人の消費行動は、日本人が思う「外国人像」とはまるで違う。
ベトナム人は天ぷらを食べないし、畳でも寝ない。
タイ人は4割が温泉が嫌い。
インド人は、日本に来ても、昼食と夕食、毎回インド料理を食べたがる。
これらは一例に過ぎないが、「安易な“おもてなし”は危険。日本文化はこうである、と押し付けるのではなく、本当にお客様が喜ぶサービスは何かを真面目に追求したい」と思っています。
今後は、さらに投資を進め、自社バスも調達するなど、さらなる主導権を持ったインバウンド事業を展開する予定だ。
フリープラスの従業員は現在34名。契約社員/アルバイト27名。
自身が40歳になるまでに売り上げ1000億円を目指す。
自らを「ニッポンの営業マン」と名乗る須田は、着実に世界という舞台で「日本」のファンを増やし始めている。