オーストラリアの最新情報 遠藤さん(定点観測)
(観光のひろばZOOM 2021年5月11日)

【ホッシーのつぶやき】
 オーストラリアの新型コロナの対策は徹底しています。州内で一人でも感染者が出ると直ぐにロックダウンし、感染拡大を食い止めています。ロックダウンに違反すると厳しい罰金が課せられるといいます。その甲斐あって、シドニーでは50日間も市中感染ゼロが続き、日常生活も戻っています。
 驚いたのがイベントです。ロックダウンという厳しい措置を取るのですが、イベントは比較的オープンです。“コロナ感染者がゼロだからこそできるイベント“だといいます。
素晴らしい成果です!

【 内 容 】

(JAMS・TV取締役 遠藤烈士さん)
 
 オーストラリアのコロナの状況は、50日間にわたり市内感染者が出ていません。
 海外からの帰国者は出ていますが、ホテルで隔離されています。たまにホテルの従業員が感染することもありますが、その時はすぐにロックダウンします。51日目に感染者が1名出たのですが、“マスク着用義務”が発令され、住民もすぐに対応できたので問題はなかったです。
 オーストラリアは、日常生活も戻り、飲食店も繁盛し、国内消費も伸びてきている状況です。
 ニュージーランドとは隔離なしの旅行(トラベルバブル)も始まっており、久しぶりに海外ゲストがやってきたとの話も出始めました。

 私どもJAMS・TVが受託した仕事の紹介ですが、昨日、ノーザンテリトリー州の観光情報サイトが公開されました。

 ノーザンテリトリー州は、オーストラリア北部の準州で、観光名所エアーズロック(ウルル)があるところです。今、ノーザンテリトリー州では、ウルル以外の観光の紹介などに力を入れています。今回のポイントは、これまで日本からの来訪者向けに作られていたのですが、オーストラリア在住の日本人も三番目に多いこともあり、その日本人に向けたプロモーションになります。

 次にイベントの状況ですが、今年の2月にオーストラリアで開催された「イースターショウ」では、過去最多の集客数になりました。

 下の写真は、「ビビッド・シドニー」という光と音楽とアイデアの祭典で、8月に3週間にわたり開催されます。今年は海外からも来られませんが、集客数は過去最大になる200万人と予想されています。このイベントに日系企業が出店するのは初めてなので、私どもJAMS・TVも「ラーメン・フェスティバル」をさせていただき、日本の紹介なども予定しています。

 コロナの感染については、ロックダウンなど厳しい措置が取られる中で、イベントやスポーツ観戦などは比較的オープンです。それはQRコードを使ったチェックインや消毒なども徹底された「安全の上に成り立っている」ということが基本にあります。“コロナ感染者がゼロだからこそできるイベント“になります。