シニア層の旅行消費額は平均19.9万円、50代「シニア予備軍」とは5万円以上の開きに(トラベルボイス 2020年1月14日)https://www.travelvoice.jp/20200115-143820

シニア層のキャッシュレス・ポイント還元の利用は68.5%。決済手段はクレジットカードが63.9%、電子マネーの利用が32.4%で、QRコード決済は13.7%。いずれもシニア予備軍(50歳代)より低いようだ。しかし、ネット通販では、シニア層が平均11.8万円(前年比2.6万円増)とあり、慣れるのに時間はかかっているが、キャッシュレス決済に向かって進んでいるようだ

【ポイント】大和ネクスト銀行が実施したシニアライフに関する調査によると、2019年に60~70代のシニア層が旅行に費やした金額は、前年とほぼ同等の平均19.9万円だった。50代のシニア予備軍の平均は14.7万円で前年比1.7万円増。
孫がいる人(397名)が孫のため消費した金額は、年間平均15.1万円で前年比3.8万円増加。「5万円未満」が30.7%、「5~10万円未満」が20.7%、「10~20万円未満」が24.4%だった。

ネット通販での消費金額は、シニア予備軍では平均12.5万円(前年比3.4万円増)、シニア層では平均11.8万円(前年比2.6万円増)。シニア予備軍とシニアの両方が同程度ネット通販で消費している。

昨年秋に始まったキャッシュレス・ポイント還元の利用割合は、シニア予備軍が76.2%に対してシニアは68.5%。決済手段をみると、シニア層はクレジットカードが63.9%、シニア予備軍が66.7%といずれも最多。シニアは電子マネーが32.4%、シニア予備軍は38.4%。QRコード決済はシニアで13.7%、シニア予備軍で26.2%となり、年代によって利用率に開きがある。

この調査は全国の50歳から79歳の男女1000名の有効サンプルを集計したもの。そのうち60代と70代を「シニア」と定義、50代を「シニア予備軍」とした。調査期間は2019年11月18日から19日まで。