10/6、人気フレンチ「エッサンシェル」のシェフソムリエ和多田一博氏の“スマートなワインマナー”というセミナーを受講しましたので、エキスをご紹介します。
本日はワインの基礎編なので、皆さんのほうがよくご存知かもしれませんので、ご存知の方は聞き流してください。

先ずは基礎知識ですが、お酒には「醸造酒」「蒸留酒」「混成酒」に分類されます。
ビールも日本酒も「醸造酒」ですが、これは穀物を原料にしたもので、ワインはブドウを原料にしたものとなります。また、リンゴや西洋ナシを原料にした「シールド」というアルコール飲料もあります。
「蒸留酒」には、果実を原料にしたものには、ブドウを原料にした「ブランデー」があり、果実以外を原料にしたものには「ウィスキー」や「焼酎」があります。
「混成酒」には、醸造酒であるワインを原料にして添加物を入れた「ヴェルモット」があり、蒸留酒を原料とした「リキュール類」があります。

ワインは、ブドウ果実のなかの“糖分”を栄養として、“酵母”がアルコール発酵させて、“エチルアルコール”と“二酸化炭素”に分解し、飲み物のワインとなります。
ワインには、『スティルワイン』『スパーリングワイン』『フォーティーファイドワイン』『フレーバーワイン』があります。
『スティルワイン』は、ガス圧1気圧以下の「白ワイン」「赤ワイン」「ロゼワイン」などをいい、『スパーリングワイン』は、ガス圧3気圧以上の「シャンパーニュ」「カヴァ」など、『フォーティーファイドワイン』は、醸造行程中にアルコール等を添加しアルコール度数を高めた「シェリー」「マディラ」など、『フレーバーワイン』は、ワインに薬草や甘味等により風味をつけた「ヴェルモット」「サングリア」等があります。

ブドウの種類は、欧中東品種のVitis Vinifara(ヴィティス・ヴァニフラ)という、主にワイン用の品種と、北米品種のVitis Labrusca(ヴィティス・ラブルスカ)という、主に食用の品種に分かれます。ワイン用のブドウは一般にブドウの粒が小さく、房は150gと小さいです。しかし糖度が高く、酵母がアルコール分解するのに適しています。
赤ワインには「カベルネ・ソーヴィニヨン」「ピノ・ノワール」「シラー」「メルロ」等のブドウがあり、白ワインには「シャルドネ」「ソーヴィニョン・ブラン」「リースリング」等のブドウがあります。

栽培地は、年間平均気温10℃~16℃、日照時間1300~1500時間、年間降水量500㎜~900㎜、北半球では北緯30度~50度が適すといわれています。

ワインについて知識はありませんでしたが、先日、ブドウ畑でブドウを摘み、ブドウの粒をつぶして樽に詰め込む体験をしたので、比較的スムーズに理解できました。
それにしても、都市の中心部から電車で1時間もすれば行くことのできるワイナリーがあるのは大阪ぐらいかもしれません。そのようなワイナリーを活かした観光のあり方がもっと進化してほしいものだと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/ワイン