エリアセッション:関西
スポーツイベントが地域観光にもたらす可能性
(インバウンドサミット 2021年6月19日)
https://www.youtube.com/watch?v=6uNoi4Yd7GA

・堀内 祐香 – やまとごころ 編集長
       https://www.yamatogokoro.jp
・川村 泰正 – ワールドマスターズゲームズ2021 関西組織委員会 事務局次長
       https://wmg2021.jp
・坪井 泰博 – IBリーディング 代表
・伊与田 美歴 – 日本政府観光局(JNTO) 海外プロモーション部欧米豪・中東担当部長
       https://www.jnto.go.jp/jpn/about_us/profile/organization.html

【ホッシーのつぶやき】
 「ワールドマスターズゲームズ」(以下、WMGという)で、初めて聞く話が多く、今後「するスポーツ」が増えるなかで、インバウンドがスポーツを楽しみ、地域が振興する構図が見えるセッションでした。
・WMGの参加目標、国内3万人、海外2万人。海外の平均滞在日数15.8日、高収入が多い。競技会場は関西一円。参加者はアジアだけでなく、欧米豪から大勢来られる可能性が高い。経済効果試算1400億円。
・参加する2万人の外国人から、家族や友人など訪日していない外国人にも日本を知って頂くチャンス
・これからスポーツツーリズムは「見るスポーツ」ではなくて「するスポーツ」
・中国は2022年に北京冬季オリンピックを控え、2025年にウィンタースポーツ人口3億人計画
・中国のスキー場は黒竜江省や吉林省に集中し、大都市から遠いうえ交通の便が悪い。冬はマイナス30度になり、雪も少ない、日本はスキー+温泉+観光が楽しめて極めて有望。スキーは、レンタル料、リフト代、講習料、スキー検定と、旅行消費額も有望
・リピーター化を進める。マラソン大会なら姉妹大会
【WMGの再延期の検討が10月15日、明らかになった。(産経新聞)】

堀内:本日のモデレーターを努めます株式会社やまとごころの堀内と申します。「やまとごころ」はインバウンドビジネスに特化したメディアを運営しています。
 私は神戸出身で関西に30年近く住んでおり、今は東京在住です。スポーツは、中学高校とバトミントンなどをしてきましたが、社会人になってからは体調管理のためマラソンを始めています。今日は皆さんと関西とスポーツのお話をしていきたいと思います。

川村:私は「ワールドマスターズゲームズ2021 関西」という組織委員会におります川村と申します。WMGについては後ほど説明させていただきますが、トップアスリートが戦うスポーツ大会ではなく、ご自分が出たいといえば出られる世界大会になります。
 私は組織委員会にいて、世界各国のアスリートの皆様とお話しする機会が増え、80歳代や90歳代でスポーツされる姿に感動するばかりで、自分もそのような歳の取り方をしたいと思っております。

坪井:IBリーディングの代表の坪井と申します。去年までJTBで40年間仕事をしてきました。2005年に上海に着任した時に“ビジット・ジャパン・キャンペーン”が始まりましたが、よもやインバウンドがこのような状態になるとは思いもしませんでした。2013年から3年間「アジアパシフィック」の社長として、アジア・オセアニアから訪日してもらう仕事をしました。今はJTBを退職しましたが、色々な会社の役員顧問、大学教授などをやっております。スポーツは大好きで、高校大学時代は少林寺拳法、マラソンが好きで、スキーも大好きです。昨年、私の滑りをVRで撮り、アジアのJTBの支店でお客さんに見てもらっています。今日はスポーツの話ができるのを嬉しく思っています。

伊与田:JNTO日本政府観光局の伊与田と申します。私は関西空港が開港の年にJNTOにプロパー職員として入り、インバウンドプロモーションを一貫してやってきました。JNTOは日本のインバウンドプロモーションに特化した政府機関になります。2002年のサッカーワールドカップの時にウェブサイトの多言語化(当時10言語、現在14言語)を担当しました。海外事務所はロンドンとローマを担当し、ローマの “ラグビーワールドカップ”のプロモーションを現地のJTBさんと一緒に行いました。現在は海外プロモーション部で欧米豪と中東を担当しております。スポーツは全然ダメですが、アフタースキー目当てで、海外のスキー場に行くのが一番の楽しみになっています。

堀内:先ずは川村様にWMGの概要をお話しいただ来たいと思います。
ちなみにyoutubeのチャットは115人が視聴されています。

川村:「ワールドマスターズゲームズ2021関西」は4年に1度の国際スポーツ大会です。WMGは30歳以上なら誰でも参加でき、何歳でも参加できます。オリンピックのようにトップアスリートの大会ではなく、生涯楽しむことができる大会です。予選もありませんし、初心者であろう(一部競技は制限あり)と、誰でも参加できます。また競技だけを楽しむのではなく、ツーリズムや交流を楽しみに来られる方が大勢おられます。大会は、第1回がカナダのトロントで開催され、前回は2017年にニュージーランドのオークランド、今回は第10回でアジア初開催です。コロナで1年延期になり2022年5月13日から17日間、関西で開催されます。参加者目標は3万人が国内、2万人が海外のお客様と想定しています。
 イメージ写真は、前回オークランド大会の時に101歳のおばあさんが、やり投げと100メートル走で世界記録を出された時の写真ですが、本当に幅広い年齢層の方が活躍しておられます。

 メダルも4万個ありオリンピックより多いです。30歳の部、40歳の部と各世代にカテゴリーを設け、それぞれに金銀銅メダルがあり、誰もがメダリストになる可能性が高い大会です。
 海外のお客様の平均滞在日数が15.8日と一般観光客より長いです。参加者は競技以外にも周辺のツーリズムを楽しみにしており、男女比は大体半々、年齢分布も満遍なくあり、高収入の方が多く、富裕層の参加も見込まれます。
 競技会場は関西一円の各府県に散りばめられ、参加者は競技をエントリーするまで開催場所を知ることができません。例えば、外国人の方が柔道をエントリーしますと鳥取県米子市で開催されると気付くことになります。米子市に今まで来られなかった方にも来訪していただけるチャンスだということです。

 移動手段として2つのパスを用意しました。ICカードの「オリジナル関西ワンパス」と「オリジナル関西JR関西ワイドエリアパス」で、開催府県JR7日間乗り放題のチケットです。エントリー料は国外参加者24,000円、国内参加者1万5000円ですが、海外参加者には交通パスが組み込まれており、観光にも出かけていただく考えです。
 今、宿泊、体験プログラムを開催地総出で作っており、出発前から滞在中に何をするのか計画していただこうと思っています。この大会を機に初めて地域を訪問する方も増え、スポーツの聖地訪問、関西には「ラグビーの聖地」が東大阪市の花園ラグビー場にあり、鳥取県新居浜町は「グランドゴルフ発祥の地」ですから、聖地繋がりも広がると思いますし、初めて訪日客を受け入れる地域も数多くありますので、インバウンド対応も進むと思っております。

堀内:ワールドカップやオリンピックと違うのが、誰でも参加できる点ですね。

川村:オリンピックに出場される選手は、コロナ禍で特別に入国許可されており、行動制限を受けながらの滞在でしたが、WMGの選手は特別扱いがなく一般観光客と同じです。昨年秋に開催延期を決めましたが、その時、競技するだけなら専用バスで競技場と宿舎を移動する行動制限を設ければ出来ないことはないという議論がありました。しかし大会誘致にあたって、地域の観光が進むとか経済効果が得られること、また参加者にとっては、交流できるとかツーリズムを楽しめるという目的がありましたので、これが自由に行われないということで延長を決めました。

堀内:大会概要をお話しいただいた所で、WMGをフックとした地域の観光であったり、インバウンドについてお話いただきたいと思います。

伊与田:JNTOでも、ポストコロナの重点的な取り組みとしてスポーツツーリズムを考えていて、WMGは「するスポーツ」を振興する上でも大変期待しております。過去の開催地も欧米豪が多かったということで、参加者もアジアだけでなく、欧米豪からも大勢来られる可能性があり、訪日客の多様化という点でも期待しております。
 JNTOでも、既にオーストラリアやオセアニアを中心にWMGのPRをさせていただいています。昨年JNTOでスポーツツーリズムの調査を行いまして、アジア、欧米豪ともにスノースポーツや登山、ハイキング、サイクリング、ダイビング、ゴルフなどに関心が高い結果が出ております。

 これからのスポーツツーリズムは、「見るスポーツ」ではなくて「するスポーツ」としてのプロモーションを強化したいと思っております。またスポーツだけでなく、観光スポットや四季、お食事、お買いものにも興味を持っておられますので、これらも合わせてPRしたいと考えています。
 JNTOの具体的取り組みとしては、現在8言語でスノーサイトをPRしており、ダイビングのサイトも新しく作っております。中国では既にスノースポーツの展示会を昨年9月から行っており、今後、皆様と連携してスポーツツーリズムを盛り上げていきたいと思っております。

堀内:今回のWMGに関して言うと、欧米豪を中心に情報発信したりされているのでしょうか?

伊与田:オーストラリア事務所では、8月にシドニーマラソンでブース展開の予定ですが、そちらでもWMGのPRを行う予定です。
 また、今までは欧米豪を中心に考えていたのですが、アジア初開催ということもあり、サイクリングやマラソンは台湾や香港でも人気のスポーツなので、アジア市場でもPRに取り組みたいと考えています。

堀内:坪井さんは、これまで色々な大会が開催されており、観光に活かす取り組みもされてきたと思うのですが、今回のWMGに関して「どういうことが必要」だとお考えでしょうか?

坪井:今までビッグ大会にインバウンドはあまり来ていません。2010年のサッカーワールドカップもインバウンドに広げる取り組みはほとんどやっていません。今は、やらないといけない状況が来たと思います。
 WMGも関西だけがインバウンドを狙うのではなくて、日本中に波及すると思います。試合後、北海道に行く人もいるでしょうし、九州に行く人もいるでしょう。今回、関西広域で取り組むのであれば、それぞれの県との連携プレイが非常に重要になると思います。
 例えば酒蔵ツーリズム、京都の伏見や神戸の灘は日本酒の有所ですし、滞在される県にも有名な酒蔵もあります。JNTOも海外でプロモーションする時に、こういったことも加えていただければと思います。また私が注目しているものにキャッスルツーリズムがあります。姫路城は最も注目されているお城ですし、二条城や竹田城も関西にはあります。またアニメ「鬼滅の刃」の売り上げが400億円あり、日本に来てアニメグッズを買う方もたくさんおられます。そして姫路城を凌ぐ検索なのが「鬼滅の刃 無限城」で、今も世界中から検索が殺到しています。このようにキャッスルツーリズムも盛り上げてもらえればと思います。

堀内:川村さん、WMG組織委員会としてどのように観光プロモーションをされるのでしょうか?

川村:日本に来る前から計画を練り、楽しみにしていただくことが非常に大事だと思っております。着いてから考えると、どうしても京都や大阪という有名観光地だけに寄って帰国されるので、地域の魅力をご覧いただくため、観光地などもプログラム化して、出発前に購入できるようにインターネット販売したり、経路をご自身の好みに合わせて作っていただけるよう、経路検索の仕組みを作る取り組みも行っております。これは組織委員会だけでできることではなく、各自治体や観光事業者さん、商工関連事業者さん、あるいは住民の皆さんとも一緒に進めなければならないと考えており、今、皆さんとミーティングを持っている所です。

堀内:今回のWMGは広域でされるのが特徴だと思いますが、過去の大会で広域のケースはあるのでしょうか?

川村:過去のWMG大会はだいたい1都市開催です。東京オリンピックのように東京を基点として隣接する県に少し競技会場があるケースはありますが、広域に点在するのは初めてです。そのため一箇所に滞在すれば、そこを起点に全競技に参加できるというイメージをお持ちのかたもおられると思いますので(1回の申し込みで5競技までエントリー)、そこはしっかりお伝えすることが大事だと思っております。

堀内:海外からエントリーされた方は、自分の競技がどこで行われるかよく分かっておられないこともあるのでしょうね。

川村:もちろん募集要項には地図も載せていますので、よく読めばご理解いただけると思うのですが、海外から来られる方は京都と徳島との距離感、大阪と福井の距離感はつかみにくいと思いますので、その辺をどのようにお伝えするのかが課題だと思っています。

堀内:伊与田さん、広域という点についてお感じになることはございますか?

伊与田:先ほど広域を巡る説明がありましたが、参加者がイメージしにくい中で、事前の情報提供が大事だと思っています。JNTOでも色々な所を巡っていただくために、どのようすればよいかも含めてご情報提供したいと思います。ラグビーワールドカップの時は、試合会場だけでなくて、1/4の方が開催地以外にも行っておられるので、関西だけではなく、日本全体に効果が波及するようになると良いと思っております。

堀内:次の開催地は決まっているのでしょうか?

川村:2025年に台湾で開催することが決まっています。台湾に決まる過程ではオーストラリアとフランスと台湾での誘致合戦があり、台湾を選ばれたのは、アジアに世界スポーツ大会を根付かせようとの意図があったのではないかと思います。

堀内:スポーツは欧米圏のイメージが強いですが、最近のアジア、東南アジア、東アジア圏のスポーツについて、坪井様のご意見はいかがでしょうか?

坪井:香港、台湾、中国でもスポーツは盛んになっており、マラソンで日本に来る方もたくさんいます。でもインドネシア、マレーシアといった所はまだ盛んではありません。アジアの方は日本を向いているので、スポーツツーリズムを発展させていく必要はあると思います。
 これからは「見るスポーツ」から「参加するスポーツ」に変わっていきます。 WMGも参加型ですし、自国で経験できないもの、一人でも参加できるもの、手軽に参加できるものというスポーツが訪日スポーツマーケットを育むと思います。例えば、スキー、スノボーなどのウインタースポーツ、マラソン、サイクリングなどの健康スポーツ、美しい海でのマリンスポーツ、リゾート地でのゴルフ、といったものが伸びてきます。
 2022年に北京冬季オリンピックを控えている中国は、2025年にウィンタースポーツ人口を3億人にする計画を発表しました。中国にもスキー場はありますが、黒竜江省や吉林省に集中しており、大都市から遠く、上海から飛行機で移動しても丸一日かかります。飛行機の欠航遅延が多いですし、スキー場の高低差が300m以下で物足らないし、冬はマイナス30度と気温が低く、その割に雪が少ないといいます。スキー場はソフト・ハードともに日本に敵わない上に、スキー+温泉+観光が楽しめる日本のスキー場は極めて有望です。

 またスキーは消費額から見ても有望です。スキーのレンタル料、リフト代、講習料、そして検定です。私は3年前から中国の旅行会社、マスコミ、KOLを連れて日本でスキーを体験させています。ほとんど初めての方で非常に喜ばれました。そして最終日にスキー検定5級の検定を受けさせて、全員合格して大喜びしていました。すると4級を取るのはどうすれば良いのか、1級取るために何回日本に来れば良いのかと質攻めにあいました。WMGも4万個のメダルとのお話ですが、台湾・中国の方は、完走メダルが無いマラソン大会には参加しないといいます。サイクリングでは日本の自転車を買って帰るともいいます。こういう仕組みを作れば、消費も上がるしリピータにもなってもらえます。

 政府目標の旅行消費額15兆円、確かにアジアは欧米豪より一人当たりの旅行消費額は低いですが、それよりアジア・中国の旅行消費額を伸ばす方が有利だと思います。

堀内:WMGで経済効果を生み出す取り組みはありますでしょうか?

川村:誘致当初の経済効果の試算では全体で1400億円となっています。ただこれは1泊当たりの観光消費額の単純計算であるのと、質を高めることができた時の数字になります。地域がどれだけ質の高いものを提供して頂けるかによって変わります。自治体をはじめ皆さんが認識していただくことが大事だと思いますし、経済効果にもつながると思っています。

堀内:JNTOから地域の行政や事業者を見て感じる事はありますか?

伊与田:せっかく日本に来ていただくので、長く滞在して、様々な体験をしていただければ、経済効果が高まるので、そのための準備が必要だと思います。2019年のラクビーワールドカップの際も準備していただいたのですが、欧米豪の方にサイズが合わない、下駄を購入したい方のサイズが無いということもありましたので、戦略を十分に練って準備していただくことが大事だと感じています。

堀内:スポーツツーリズムは経済効果も大事ですが、参加者同士の交流のような価値もありますが、坪井様はいかがお考えでしょうか?

坪井:経済効果を求めるのも大事ですが、リピーター化を進めなければならないと思います。例えばマラソン大会であれば姉妹大会を結べばいいと思います。国同士の姉妹大会、あるいは日本の中でも姉妹大会を作り、姉妹大会5つ6つで繋がりを作り、全部制覇したら大きなメダルをあげますというようなことも大事だと思います。観光協会や観光案内所は、自分の地域のパンフレットしか置いていませんが、県と県が連携し、東北の県と九州の県が連携するなど、お互いにプロモーションする形を作るべきだと思います。こういうことを繰り返すことでリピーターができて、経済効果も上がります。

堀内:川村さん、WMGでも交流する仕掛けを是非お願いします。

川村:選手同士の交流は心が温まります。国籍は違っても、次の大会は一緒に出ようとリレーを組んだり、自由にできるのもWMGの特徴です。こうしたことが広がると本当に良いと思います。

堀内:伊与田さん、毎年、海外にスキーに行かれるとのお話でしたが、交流のようなものは生まれたでしょうか?

伊与田:同じ所に何回も行っていると、好きなお惣菜屋さんが出来たり、そこで会話が弾んだり、交流が生まれるのを感じます。WMGで日本に来られるのは2万人ですが、その2万人のご家族や知人に情報が拡散することにより、日本に来られない方にも日本を知って頂けるのが、凄く大きな財産だと思います。

堀内:残り5分になりましたので、最後一言ずつお言葉をお願いします。

川村: WMGの参加目標は5万人ですが、今の申込者は1万6000人です。海外からの入国制限が解除されていないので、エントリーをためらっている方もおられると思っています。まずは国がコロナを克服して、海外のお客様の受け入れ体制ができて初めて大会が開催できるので、それに向かって邁進してまいりたいと思います。

伊与田:コロナの影響が残っていますが、来年のWMGに向けたスタートを切らないと間に合わないので、情報発信はできるところから初めたいと思います。

坪井:日本のスキー場は北海道や長野だけではありません。もちろんオーストラリアやニュージーランドの方はパウダースノーの本格的なスキー場を求めますが、アジアの方はほとんどが初心者です。関西にも良いスキー場がたくさんありますので、ここをPRしたら良いと思います。
またスポーツに限らず、プロモーションしたら直ぐに芽が出るというものではなく、根気よく発信し続けることが非常に大事です。それがリピーター化に繋がるのだと思います。

堀内:皆さんのお話をお伺いして、インバウンドをターゲットとしたスポーツツーリズムの可能性を感じました。本日はありがとうございました。