世界のサッカーファンの旅行意識2019、観戦のために「休暇を変更する」が47%、「移動に11時間以上もOK」は10人に1人 ―エクスペディア調査
(トラベルボイス 2019年5月27日)

スポーツ観戦ツーリズムが静かに浸透しているようだ。
サッカーファン対象の調査で、「サッカーの試合に合わせて休暇を変更する」が47%、「応援チームを観戦するため11時間以上移動してもよい」が10%いるという。
バルセロナやマンチェスターの本拠地のスタジアムで観戦を希望する人も2桁いるようだ。
熱烈なファンは、家族との約束よりも応戦チームの観戦を優先する人もいるという。

【ポイント】
エクスペディア・グループの調査。
サッカーファンを対象とする旅行動向調査によると、47%が「サッカーの試合に合わせて休暇を変更することがある」と回答。10人に1人は「自分が応援するチームを観戦するために11時間以上移動してもかまわない」と回答。

もっとも人気の旅行先は、リオネル・メッシ選手の本拠地バルセロナで、調査対象となった世界中のサッカーファンの3割が支持。そのうち15%がサッカーファンの聖地として知られる「カンプ・ノウ」スタジアムを訪問したいとしている。

イギリスでは2割の回答者が、マンチェスター・ユナイテッドFCの本拠地であるマンチェスターに行きたいと回答。11%は、同チームのホームスタジアム「オールド・トラフォード」でのゲーム観戦をしたい答えた。

アウェイゲーム観戦で旅行する場合、スタジアムに近い宿泊施設を予約したいとの回答が半数以上(52%)。宿泊先の決定要因は、無料の朝食(35%)、市街地までの距離の近さ(34%)、24時間チェックインが可能なこと(31%)。
多くのサッカーファンは、観戦する以外に旅行先での観光や買い物を予定している。
食事は、地元のレストランを検索した人が46%。地元のストリートマーケットでの食事を試した人は39%に及んだ。

また、ウソをつくなどして家族との約束よりも、応戦するチームの観戦を優先した人が一定数いるも判明。「家族の誕生日に留守にした」(25%)、「親との夕食をすっぽかした」(12%)、「試合のために結婚式に欠席した」(11%)といった声が聞かれた。