中国国慶節の旅行先、人気都市に岡山、埼玉、柏も=中国メディア(Searching  2019年10月12日)http://news.searchina.net/id/1683351?page=1

今年の国慶節期間中の買い物旅行の訪問先は、日本が1位になった。香港の騒動も嫌われたようで3位、韓国は8位、台湾は14位に順位を下げた。あらためて観光は政治に大きな影響を受けると感じる。消費税の値上げも、クレジット会社の割引などで影響はなかったという。

【ポイント】中国の国慶節の大型連休期間中に中国人の訪日旅行は、買い物旅行の人気が特に高かったようだ。

中国メディアの中国網によると、中国ネット旅行最大手の携程旅行網(シートリップ)が国外の商店で利用できる割引クーポン券の配布状況等を元に作成した統計では、国慶節の買い物旅行の目的地として人気なのは、昨年は香港、日本、マカオ、台湾、韓国の順だったが、今年は日本が香港を抜き1位となった。2位はマカオで、香港は3位に順位を落とした。以下、タイ、アラブ首長国連邦、アメリカ、シンガポール、韓国、イギリス、イタリアと続き、台湾は14位にまで順位を下げている。

都市別では、大阪、東京、マカオ、香港、ドバイ、バンコク、ロンドン、パリ、シンガポール、名古屋の順で、上位10都市のうち3都市が日本だった。日本のなかでは、大阪、東京、名古屋、京都、横浜、岡山、埼玉、札幌、柏、福岡が人気の順だったという。

日本では10月から消費税が8%から10%に引き上げられたものの、中国人旅行者に対する各商店やクレジットカード各社等による各種割引により、中国人旅行者の購入意欲には影響がなかった、としている。

香港旅行の人気が落ちたのは長引く香港の情勢不安によるものであり、台湾は中台関係の悪化による台湾への個人旅行の停止措置が響いたのだろう。その代わりの旅行先として日本やマカオ、タイが選ばれることとなった。