~秋田県仙北市における旅行業務取扱管理者に関する規制緩和~
(内閣府 地方創生推進事務局(国家戦略特区) 2019年9月20日)
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宿と観光を組み合わせた旅行プランを企画・提供するには「国内旅行業務取扱管理者」の資格が必要ですが、国家戦略特区に指定されると、指定の研修を修了すれば資格試験の一部科目が免除されるそうです。
地方の宿泊施設が旅行プランをセットにして販売できるとすれば、地域ならではの魅力あるプランを提供される可能性がありそうです。

【ポイント】
特区制度を活用した観光分野の事例です。

田沢湖や乳頭温泉郷、玉川温泉、角館の武家屋敷通りなどの観光地を有する秋田県仙北市は、ホテル以外に農家民宿を始めとする小規模の宿も多数存在し、昔からグリーンツーリズムが行われていました。
グリーンツーリズムの宿と観光を組み合わせた旅行プランを企画・提供するには、国内旅行業務取扱管理者の資格が必要ですが、地元の方が資格試験に専念することは難しい状況でした。

国家戦略特区で、指定の研修を修了すれば国内旅行業務取扱管理者の資格試験の一部科目が免除される規制緩和があります。
従来は旅行業や旅行代理店業務従事者にのみ適用されていた研修による免除制度を、農家民宿を営む事業者等が、地域資源を生かした観光業を行う場合、資格取得を後押しする制度です。

また、電話等による連絡体制を構築することで、旅行業務取扱管理者の営業所への常駐時間を短縮できます。
この特例を活用することで、管理者の責務は果たしながらも、農業や民宿経営などご自身の仕事との兼務による負担が軽減されます。

農家民宿「星雪館」を経営する門脇富士美さんは、「取得した資格を活かして地域の文化を発信し、地域住民だからこそ提案できる、地域ならではの心に響く体験を提供していきたい。」と意気込んでいるといいます。

国家戦略特区は、地方創生の取組に挑戦される方々のやる気を応援する制度です。