外国人向けの「伝わる表現」とは? ポイントは平易化と具体化か。観光庁が用語集を発表(MATCHA週刊インバウンドニュースマガジ 2021年4月1週号)

【ポイント】
外国人にとって、日本での自然災害に遭遇する時、自国における災害の知識で判断するため、日本における日本人向けの注意喚起や行動支持は、外国人に十分に伝わらないといいます。今回発表されたマニュアルをもとに、具体的な行動を平易な表現で活用していってほしいものです。近年の観光庁やJNTOは、利用者の立場に立って考えるようになっており、素晴らしいと思います。

【 内 容 】観光庁が、外国人旅行者向けの「伝わる表現」用語集と、非常時対応マニュアル作成の指針を発表しました。

外国人旅行者が不安なく旅行できる環境整備を目指して ~外国人旅行者向け「伝わる表現」用語集と非常時対応マニュアル作成の指針を作成しました!~ (観光庁)
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news08_000339.html?utm_source=BenchmarkEmail&utm_campaign=2021年4月1週号&utm_medium=email
まず最初に「「伝わる表現」の用語集」について。 
日本人と外国人では、日本の自然災害に関する前提知識が異なります。そのため、日本人向けの注意喚起や行動指示では十分に機能しない可能性があります。
「伝わる表現」の用語集は、そんな外国人を。観光庁の資料では、以下のような言い換えが事例として紹介されています。

・平易な表現を行う。
・注意を換気するだけでなく、具体的な行動を指示する。
 の2点がポイントのようです。

なお、観光庁のHPでは以下の画像のように、それぞれの用語を英語・中文繁体・中文簡体・韓国語に翻訳したファイルも公開しています。

ぜひみなさまの地域や職場でのマニュアルづくりなどにご活用ください。