観光地の魅力向上で地方創生…東大阪の工場見学ツアー、海の京都、9県またがる「昇竜道」など
(産經新聞 1月15日)http://www.sankei.com/west/news/150114/wst1501140068-n1.html
今、観光に力を入れなくていつやるんだ…国や地方がやらなければならないこと満載です!
【ポイント】平成27年度予算案の地方創生の一環で、観光地の魅力を高める観光庁の支援事業に計10億円規模が計上された。歴史的な観光資産が多い京都や大消費地の大阪などを抱える関西は「集客力を伸ばす余地はまだまだある」ことから、支援が相次ぎそうだ。訪日外国人のさらなる呼び込みにつながることが見込まれ、地域活性化への追い風となる。

訪日客の旅行先は現在、東京、大阪、京都などを回る「ゴールデンルート」に集中している。こうした「広域観光周遊ルート」を増やすため、市場調査や情報発信などを後押しする事業に約3億円を計上。新たな候補として、滋賀県や愛知県など9県にまたがる観光ルート「昇竜道」などが有力視されている。

歴史的景観や豊かな自然など地域独自の魅力を「世界に通用するレベルに引き上げる」ため、観光客の受け入れ環境整備などを支える事業に2億9千万円を盛り込んだ。旅行業界関係者は「中小企業が多い大阪府東大阪市は工場見学ツアーが人気で、他にはない魅力がある」と支援先として期待する。

観光庁が複数の自治体を一体的な観光地とみて認定する「観光圏」で地域独自のブランド確立を支援する事業に、約2億6千万円を計上した。観光圏には現在、京都府が「海の京都」として観光振興に力を入れる福知山市や伊根町など5市2町などの全国10地域が認定されている。