日本酒×ウイスキーの観光施設、新千歳空港近くに開業へ
(日本経済新聞 2021年11月23日)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC230V40T21C21A1000000/?unlock=1

【ホッシーのつぶやき】
新千歳空港近くに2023年秋、日本酒の酒蔵とウイスキー蒸留所を組み合わせた観光施設が開業するようだ。
「千歳アウトレットモール・レラ」隣に約6千㎡の敷地といい、開業5年後には年間10万人を見込むという。
酒蔵、ワイナリーが北海道に移転しているが、魅力のある施設になる可能性を感じるNEWSだ。

【 内 容 】
新千歳空港(北海道千歳市)近くに2023年秋、日本酒の酒蔵とウイスキー蒸留所を組み合わせた観光施設が開業する。総事業費は約13億円。開業5年後の28年には年間10万人の集客を見込んでおり、新型コロナウイルス禍収束後のインバウンド(訪日外国人)需要の回復に照準を絞る。

北海道自由ウヰスキー(札幌市)の林英邦社長や複数の個人投資家が出資するAZE(エイジ、札幌市)が建設する。JR南千歳駅に隣接する商業施設「千歳アウトレットモール・レラ」隣に約6千平方メートルの敷地を取得。22年夏にも酒蔵と蒸留所、ショップを併設する複合施設を着工する。

日本酒は新規の免許取得が難しいため、本州の酒蔵を買収して移転する。年間最大で300キロリットルを製造する。北海道産の酒米を使い、日本酒を飲み慣れていない外国人にも飲みやすいフルーティーな日本酒を造る。ウイスキーも可能なかぎり北海道産の原料を使い、年間で最大150キロリットルを生産する。

建設予定地は新千歳空港から車で10分程度で、国内の空港利用客の来場も見込む。新型コロナ禍で落ち込んだ空港利用客も、感染者が減り続ける10月以降は回復基調。北海道自由ウヰスキーの林社長は「北海道に来た人にも、これから帰る人にも寄ってもらえるような場所にしたい」と話した。