日本のライブ・エンタメ市場が急速に成長、施設不足も―中国メディア
(Record China 2019年5月7日)
https://www.recordchina.co.jp/b707560-s10-c20-d0046.html

日本のライブ・エンタテインメント市場は10年間に約60%成長し、5000億円を突破。年間動員数は平均4%増、延7000万人に迫るという。
今年、東京と大阪各2カ所を含めてライブ施設が5カ所新たにオープンする計画として、大阪城の「COOL JAPAN PARK OSAKA」が取り上げられている。
公演を支えるのは、大阪を訪問する1200万人の外国人観光客というが、訪問先は限られており、エンターテイメントを求める外国人は実際には少ない。

【ポイント】
日本のライブ・エンタテインメント市場は10年間に約60%成長し、5000億円を突破した。

2008年以降、日本のライブ・エンタテインメント市場の動員数は年間平均4%のペースで増加し、延7000万人に迫っている。
市場が急速に成長し、大都市ではライブ施設が足りないという状況に陥っている。多くのライブ施設は、今後2年はすでに予約でいっぱいになっている。
日本では今年、東京と大阪各2カ所を含めてライブ施設が5カ所新たにオープンする計画だ。
大阪の企業14社などが出資して建設され、今年2月にオープンした大阪の劇場は、多くの来場者を引き付けようと、人の往来が多い大阪城公園内にある。

訪日外国人観光客による文化消費も高まっており、新たな商機がもたらされている。
同劇場の収容人数は1000人以上で、オープン後の半年間にわたって、日本の伝統文化と現代映像技術を駆使したマルチメディア公演が継続的に上演される。
公演を支えるのが、毎年大阪を訪問する1200万人の外国人観光客だ。

日本では海外の優秀な作品に対する関心も高まり続けている。
中国の現代劇や曲芸、バレエなどの公演が日本各地で頻繁に上演されるようになっている。中国の現代劇は毎年のように招待を受け公演を行っており、中国人と日本人の役者が共演する作品も出ている。

中国国家現代劇院は「観客も市場も成熟しており、中国の現代劇はすでに日本の市場に溶け込んでおり、多くの若者もそれを見るようになっている」と分析している。