百舌鳥古墳群周辺の建築物に制限 堺市、世界遺産登録へ準備着々
(産經新聞 1月21日)http://www.sankei.com/region/news/150121/rgn1501210021-n1.html
堺市は、世界文化遺産登録を目指して百舌鳥(もず)古墳群周辺に設定する建築物の高さやデザインを制限、屋外広告物の許可基準案を発表した。古墳周辺地域の建築物は高さ31メートル(10階建て程度)までとし、外壁は落ち着いた色に制限して屋上広告も禁じる。
古墳に最も近い地域は、これまでも高さ10メートルに制限しており変更はないが、それ以外の地域は一部を除いて高さ31メートルまでとする。
屋外広告物は屋上への設置を禁じ、壁面の場合も面積や色彩、形態形状について、これまでの届け出制から認定制に変える。
仁徳天皇陵古墳を中心に反正天皇陵古墳、履中天皇陵古墳など百舌鳥古墳群を代表する6つの大型古墳の周辺に設定する。

都市計画などは平成28年1月ごろの決定を目指している。

堺市は、大阪府と羽曳野市、藤井寺市とともに「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産登録を目指しており、今夏の国内推薦決定に向けて環境の整備を行っている。