観光のひろばZOOM 『新春・観光放談・新年会』の記録①
日時:2022年1月22日 (土) 19時から

今回は『新春・観光放談・新年会』なので乾杯から始まり、最初は、毎回定点観測している知床、京都、オーストラリアの報告をいただきました。

馬場町長:北海道斜里町

新型コロナの影響で、2021年は2020年より観光客、宿泊者も少なく、厳しい状況が続いております。
昨年10月以降、コロナも落ち着いてきたので流氷の観光客に期待を寄せていました。毎年、知床、網走市、紋別市で「流氷祈願祭」をやっています。これは海上保安本部の『海氷情報』ですが、このように流氷が近づいているのが見てとれます。1月30日が「知床の日」と定めており、これは知床が世界遺産になった年に流氷が着岸した日で、皆さんにも知床に来て観光していただきたいと思っています。

釼菱さん:京都府

京都府も、来週には蔓延防止措置に入るのでホテルも宿泊が厳しい状況が続いています。
1月14日に京都府の美山町に行ってきました。実は国連世界観光機関(UNWTO)の「MEET THE BEST TOURISM VILLGES」第1回に、世界で32カ国44地域、日本からはニセコ町と美山町が認定されました。「ベスト ツーリズム ビレッジ」は、人口15000人以下、農業・林業・畜産業・漁業等を行なっており、地域コミュニティの価値観、ライフスタイルを保持する取り組みをおこなっていることが要件になっており、持続可能な街づくりの取り組みが評価されたものです。
また京都市は「SDGs未来都市」に昨年5月に選定されました。私はホテルと地域をつなぐ活動として、ホテルに京都府域を紹介しています。今、外国人は来られませんが、ホテルでも食材の利用だけでなく、新たに地域を紹介したり、ネット販売などの取り組みでつながりだしています。京都といえどもSDGsの取り組みをしないと世界に通じない時代なので、今後も地域とホテルを繋いで応援したいと思います。

遠藤さん:オーストラリア・シドニー

オーストラリアは、12月からオミクロン株が急増して、コロナ新規感染者は1日33479人(最大8万人)になりました。1月上旬から治りつつあり、クイーンズランド州も24日から隔離なしで入国できると発表されています。留学生の受け入れやワーキングホリデイの受け入れも隔離なしで入国できる状況で、これまでの「ゼロコロナ」から「ウィズコロナ」へ転換されました。街中では、密室、密集を嫌う傾向から市民はマスクをしています。しかし旅行意欲や消費意欲は高い状況です。
私どもも、メルボルンで2月27日にオンライン開催される日本の「なつまつり」の運営サポートをしております。シドニーのレストランで日本酒の試飲キャンペーンもして、12月から4千人ぐらいに提供しています。
Facebookでも「日本に行きたい」という声は今も多いです。また今、これ売りたいと言っていただけると売れますので、モノを売ってほしいと思います。