訪日前の情報収集は? 6カ国へのアンケート実施、各国の文化やトレンドによる違いが明らかに
(やまとごころ 2019.05.28)
https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/32353/

訪日前の情報収集も国によって違う。
台湾、香港、タイはよく似ており、「Facebook」56〜62%「YouTube」15〜19%。韓国も似ているが「利用していない」が13%と多いのが特徴的だ。
中国はFacebook」23%「YouTube」17%と多く、「Weibo」17%「WeChat」13%と続く。
アメリカは「YouTube」60%「Instagram」24%と多数を占めているようだ。

【ポイント】
韓国、中国、台湾、香港、タイ、アメリカの6カ国の男女100名に、訪日前の情報収集方法について、アウンコンサルティング株式会社がアンケート調査を行った。

2018年に観光庁の調査結果によると、訪日客の多くが「情報源としてSNSが役立った」としており、今回はどのSNSが利用頻度が高いか調査を行った。
「韓国」「台湾」「香港」「タイ」では「Facebook」と「YouTube」と答えた人が半数以上と似通っている。中国では上記に加え、中国独自の「Weibo」や「WeChat」の人気も高かった。
アメリカは「YouTube」の利用者が半数以上、逆に「Facebook」の利用率は4%とかなり低かった。

SNS投稿で参考にしているのは「旅行会社/メディアアカウント」で、次いで「インフルエンサー」や「著名人の投稿」「友達の投稿」。例外ではタイで「参考にしていない」と答えた人が42%に上った。アメリカは「インフルエンサー」が38%ともっとも多く、口コミ重視のようだ。

「口コミサイト」の利用率はアメリカが一番高く41%、うち30%近くがアメリカのソーシャルニュースサイト「Reddit」を利用、次いで「TripAdvisor」「Airbnb」の順となった。
韓国は、興味を分かつコミュニティ参加型の「NAVER Cafe」利用者が50%と、それぞれが持つ文化によって利用サイトの偏りが見られる。

JNTOも人気で、韓国・台湾・香港で10%以上、タイでは22%という。
ウェブマーケティングのトレンドは、国・市場によって大きく異なる上に短期間で変わるため、常に動向を観察することが重要、と言う。