第42回 『観光のひろばZOOM』
『進化するたけちゃんの大阪へ-ほ-ツアー』
大阪のプロガイド 奥村武資(たけちゃん)さん

今回は『へ-ほ-ツアー』の名付け親の佐竹先生にファシリテ-タ-をお願いしました。
何気ない関西での出会いが起きている。普段見落としているものを再発見させてくれるのがたけちゃん。そして大阪弁の響きがなんとも言えないと、たけちゃんを紹介されました。

ガイド歴9年目のたけちゃん。ガイドブックに載っていない、大阪のええとこを案内される「プロのツアーガイドです。
冒頭のツカミは、昨日のNHK全国ニュース「天王寺動物園で、ホッキョクグマの赤ちゃん初公開」、その名前は? ①ゴ-ゴくん、②イチちゃん、③ホウちゃん、④ライちゃん。正解は③ホウちゃんでした。さすがにニュースを見た方が多かったようで正解多数でしたが、この名前の中にはお父さん、お母さんの名前もあり、①から順に読むと「ゴ-ゴ-イチホウライ」となり、「551の蓬莱」がホッキョクグマのスポンサーだとの説明に納得でした。このクイズで参加者を和ませるあたりもたけちゃんの魅力だと再認識しました。

ここで自己紹介。1959年大阪府布施市(現東大阪市)生まれ、55歳で関西のテレビ局系列会社を早期退職、プロガイドとしてデビュー。60分間のサクッと面白い「たけちゃんの大阪へ-ほ-ツアー」へ参加されるお客さんは、①日本各地から大阪へ来る観光客と、②大阪、関西に住んでいる人向けのツアーがあり、参加したお客さんが「へえ〜」と感じ、「ほお〜」とため息をつくことから名付けられたといいます。

観光客向けツアーは1300回、延べ4500人といい、関東のお客さんが70%。しかし東京は15%で、神奈川、千葉、埼玉で60%だそうです。また80%は2泊3日。1日半〜2日をUSJで過ごされる方がほとんど。大阪観光は初日の半日と最終日の半日しかなく、この時間を有効に使って楽しんでもらえるツア-を心掛けておられます。

「大阪のイメージ」はメディアに作られた「コナモン」「お笑い」のイメージがほとんどで、1回目は「コナモン」「お笑い」を中心に楽しんでもらい、2回目以降は「ほんまもんの大阪」を感じてほしいとして案内しておられます。次にまた来ていただくための仕掛けとして、①たこ焼き、お好み焼きの各店のこだわりや、②大阪でしか売っていないコンビニの商品を紹介。③地元の人との会話、吉本の芸人さんに絡んで、大阪弁の妙を伝えるなどがポイントといいます。ちなみに、マクドナルドを「マクド」というのは関西だけ、「歯を磨く」は、「は〜を磨く」とイントネーションをつける。「関西電気保安協会」のCMメロディ-は関西ではほとんどの人が知っている。けど、観光客は知らないので大ウケするそうです。

大阪、関西に住んでいる人向けは、大阪を楽しむツアーで、1番人気は「大阪駅びっくりへ-ほ-ツアー」だといいます。誰もが知っている場所だけど知らない話っていろいろあるそうです。

次の話題は「大阪の高さくらべクイズ」、①あべのハルカス、②EXPOCITY観覧車、③天保山観覧車、④梅田HEPFIVE観覧車、⑤ドン・キホーテの観覧車、⑥太陽の塔、⑦大阪城天守閣、⑧通天閣 この答えは全員が当たらなかったようです。皆さんも挑戦してみはいかがですか!
(正解:①、②、③、⑧、④、⑤、⑥、⑦の順)

オーストラリアの遠藤さんからは、外国人も「たけちゃん」という言葉は呼びやすいことや、「へー」「ほー」という言葉も、英語でも親しみやすい表現につながること。またリピーター向けには、大阪のディープな体験も刺さるとのお話もいただきました。

また、たけちゃんはコロナ禍のなかで、大阪の「へえ〜」「ほお〜」と感じてもらう話題を全国の人に知ってもらおうと、昨年6月から、ネットラジオvoicyに挑戦しされています。毎日10分。ア-カイブは350本。リスナーの多くは20歳代後半〜40歳代で、通勤途中に聞く方が多いといいます。
これからツアーとvoicyを連動していきたいそうで、動画やオンラインツアーにも挑戦したいと語っていただきました。
Voicyの『たけちゃんの 大阪へ-ほ- ch』もぜひお聞きください。そしてフォロア-になって、応援してあげてください!
https://voicy.jp/channel/1177
フェイスブックペ-ジ
https://www.facebook.com/osakasanpo