日本酒の輸出拡大を後押しするため、政府が酒造米を減反対象から外すそうです。(主食米は2018年度に減反廃止)

酒造米は、日本酒の麹造りに適した米で、主食用米に比べ収穫量が少なく価格は高い。代表的な酒蔵米は兵庫県の「山田錦」や新潟県の「五百万石」で、酒蔵米を増産するには主食米の生産を減らす必要があり、これまで困難だと言われてきました。

だが、海外で日本酒の人気が高まり、輸出額は02年の35億円から12年は89億円へと10年間で約2.5倍に増加し、酒造米の十分な確保が難しくなり、増産を認めるように求める声があがっていたそうです。主食米と別枠にすることで、酒造米の生産量は13年の約7万トンから大幅に増える見通しだといいます。

また、政府は世界最大のワイン教育機関「WSET」に今年設けられる日本酒専門講座の教授となる人材育成支援にも取り組むほか、日本酒のPRイベントも13年度の約200回から大幅に増やすといいます。

12月に決定した「農林水産業・地域の活力想像プラン」では、12年に4500億円あった輸出額を、20年には倍の1兆円にすることを目指しています。それを受けて、日本酒などの米加工品も輸出額を130億円から600億円に増やすとしているようです。

今、『和食』がユネスコの無形文化遺産に登録されたことをキッカケに、調理法だけでなく、食材や、調味料などにも世界中の関心が高まっているといいます。
ともかく、この機運に乗じなければチャンスはあり得ないでしょう。
何かやって行きたいものです!

Sankei Biz
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140109/mca1401090605002-n1.htm