日経ビジネスのレポート「アジア訪日客が「大阪・黒門市場」で食べたい意外なモノ」

〜リピーターを創る日本食フードツーリズム〜をお届けします。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140616/266904/?rt=nocnt  インバウンドが増加していることや動向については、知っている話も多いですが、最新情報には驚きの話も多かったです。特に注目する点は、「黒門市場には訪日旅行の最終日に来るという人が多い」「飲食、買い物が多い」ということです。 【ポイント】・滞在中にしたいことを訊ねたところ、1位は「日本食を食べること」(91.9%) (観光庁の「訪日外国人の消費動向報告書(平成26年1-3月期)」)・「日本食を食べること」は、次回したいことでも85.1%で1位・外国人に人気の日本食は、1位「寿司」(44.0%)、2位「ラーメン」(24.0%)、3位「刺身」(19.7%)で、4位には「うどん」(10.8%) (2010年のJNTO(日本政府観光局)「訪日外客訪問地調査」) (2012年10月、黒門市場のアンケート調査)・外国人はほとんどがFIT客で、香港(35%)、台湾(23.5%)、中には大阪に4日、京都と合わせて1週間と。関西に長期滞在する人も多い    ・”黒門市場を何で知ったのか”については、インターネットやブログ、友人の口コミ、ガイドブックのほかに、観光案内所やホテルなどに置かれている外国人向け多言語観光マップ「EXPLORER OSAKA/走遍大阪」(エースキューブ発行)を挙げる人が多かった。・黒門市場で困ったこと」を聞いた調査結果では、「ごみを捨てる場所が分からなかった」「メニューが日本語しかない」「休憩する場所がない」「自転車が多い」・それを受けて、2013年末に無料休憩所とトイレ、さらにWi-Fi環境を整備した (2014年1月(春節)のアンケート調査)・台湾(48.1%)、香港(31.9%)からの観光客は全体の80%を占め、前回調査の58.5%を大きく上回った。・黒門市場に初めて来たという人は72.3%、2回目、3回目というリピーターは27.7%・「休憩スペースがあって良かった」(61.2%)、「お店で買ったものを食べる場所があって良かった」(45%)、「臨時トイレがあって良かった」(35%)、「Wi-Fiでインターネットが使えて良かった」(31.9%)・中でもWi-Fiは、実際にインターネット接続した人が65.8%、市場の店舗・イベント情報を検索した人が20.4%と有効なツール・Wi-Fi利用者は20代(35%)、30代(32.3%)・外国語対応が不十分な店があっても、その場でインターネットに接続できれば店探しやメニュー情報の入手可能・「土産物販売所があって良かった」という回答も24.6%・黒門市場の訪問の目的は、「飲食」(50%)、「自分のための買い物」(45%)、「お土産などの買い物」(32.3%)が上位を占め、「見学」は30.4%・黒門市場には訪日旅行の最終日に来るという人が多い・黒門市場の魅力としては、「日本的だ」(55.8%)、「楽しい」(50.4%)、「珍しい」(25.8%)、「活気がある」(25.5%)、「品揃えが良い」(22.3%)・黒門市場の情報をどこで知ったかは、「観光ガイドブック」が42.7%・黒門市場で人気の「日本の食」は、1位「新鮮な刺身」「寿司」。中でも「フグ」は人気(香港ではフグは禁止)、2位はお好み焼き・タコ焼きなど、3位にはラーメン・うどん・日本の菓子やフルーツも好評・日本食はアジア各国のスーパーや百貨店でも売られていますが、非常に高価なため、日本で購入すると割安に感じる・日本食への関心は、欧米は54.1%なのに対し、アジア・オセアニア地域ではオセアニア78.9%、香港78.6%、東南アジア77.4%、台湾71.4%・ヤフー香港の通販ページに黒門市場の個店の商品を掲載、通販も開始するとのこと レポートには写真も掲載されております。本文も是非お読みください。