【図解】2月の訪日外国人数は6割減、中国は9割減、東アジア全体で7割減、昨年の260万人から109万人に急降下 -日本政府観光局(速報)
(トラベルボイス 2020年3月19日)
https://www.travelvoice.jp/20200319-145723

2020年2月の訪日外国人旅行者数は、前年同期比58.3%減の108万5100人だった。
訪日外国人数の月次推移を見ると激減しているのを感じる。
中国は87.9%減の8万7200人、韓国が79.9%減の14万3900人、台湾が44.9%減の22万400人、香港が35.5%減の11万5600人とあるが、3月はさらに落ち込むことが見えており、どこまで影響が出るのか空恐ろしい。

【ポイント】
2020年2月の訪日外国人旅行者数(推計値)は、前年同期比の206万4322人から58.3%減となる108万5100人で、大幅に減少した。

2月は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大による渡航制限や航空路線の縮小に加え、昨年は2月だった春節が今年は1月になったことによる反動減も影響。特に団体ツアーなどの販売禁止された中国は87.9%減の8万7200人に激減した。

韓国が79.9%減の14万3900人、台湾が44.9%減の22万400人、香港が35.5%減の11万5600人と、訪日市場を牽引する東アジア市場全体で71.9%減となった。
その他の市場でも、クルーズツアーの中止などの影響を受けた米国が20.8%減の7万3400人、マレーシアが27.4%減の2万6600人など、軒並み2桁減となった。

一方、主要20市場で前年を上回ったのは、インドネシア(0.3%増の2万4700人)、フィリピン(12.9%増の3万9700人)、ベトナム(1.3%増の3万9900人)、豪州(1.8%増の4万8500人)、ロシア(19.6%増の6700人)の5市場で、いずれも2月として過去最高を記録した。

ただし、2月後半にかけて訪日旅行のキャンセルが発生し始めており、3月には厳しい結果になると想定される。