2019年の春節休暇はどうなる!? 春節の基礎知識とトレンド情報
(やまとごころ 2019.01.22)
https://www.yamatogokoro.jp/column/inbound-frontrunner/29675/

今年の春節休暇は2月4日〜10日だそうだ。
昨年の春節休暇には約650万人の中国人が海外旅行をし、昨年2月の訪日客数は251万人だった。今年の海外旅行予約は前年比32%増で、旅行価格も10%アップしており、中国におけるビザ発給数が前年比1〜2割アップというので、今年も春節休暇に来られる中国人は増加しそうだ。

【ポイント】
2019年の春節(旧暦1月1日)は2月5日(火)で、2月4日(月)から10日(日)までの7日間が春節休暇になる。
以前は故郷に帰省するのが一般的だったが、近年は帰省せずに国内外の旅行を楽しむ人も増えている。
2018年の春節休暇には、過去最多の約650万人の中国人が海外旅行をし、68の国・地域を訪れた。
<2019年春節スケジュール>
2月4日(月) 大晦日
2月5日(火) 春節(旧正月)
2月6日(水) 休み
2月7日(木) 休み
2月8日(金) 休み
2月9日(土) 休み
2月10日(日) 休み
2月11日(月) 稼働開始

昨年2月の訪日客数は前年同月比23.3%の250万9,000人で過去最高。
中国は40.7%増の716,400人、台湾は16.9%増の400,900人、香港は26.9%増の178,500人となるなど、春節休暇中はマーケットが大きく動いている。
中国紙・北京青年報は、2019年の春節休暇における海外旅行の予約件数は前年同期比32%増で、旅行価格も10%アップしていると伝えた。
人気海外旅行先は、タイ、日本、香港、シンガポール、ベトナム、インドネシア、モーリシャス、米国、オーストラリア、フランスの順。プーケット島やダナン、バリ島などのアイランドリゾートに予約が殺到しているそうだ。
日本の旅行先としては、温泉ツアーやスキーツアーの人気が高く、北海道、富士山、東京、京都、大阪も人気だ。

中国アウトバウンドツーリズム研究所によると、2018年における中国の海外旅行人口は、1.6億人と予測。
2008年に約4,500万人だった中国人出国者数は、10年間でおよそ3.5倍に成長している。
昨年は、文化観光や教育観光といった「テーマ型観光」市場が大きく躍進し、「カスタマイズ旅行」市場も急成長したそうです。

中華圏の観光客にとって特別な春節。海外旅行をしても、お正月を迎える気分は味わいたいものです。
昨年の春節休暇中は、インバウンドを誘致する地域や事業者による餅つきや振る舞い酒といったイベントの開催や、春節キャンペーンの実施、福袋の販売といった動きが話題となりました。
小売業では売り上げ増へとつなげるために、モバイル決済の導入も盛んに行われています。
中国では赤が縁起の良い色とされており、春節前後は街中が赤一色に染まります。そのため、春節限定の赤い紙袋やディスプレイ、ノベルティグッズなども喜ばれる。

中国の日本大使館や総領事館で発給する査証(ビザ)がピークを迎え、大使館関係者は前年同期に比べ「1~2割は申請が多い感じがする」と話している。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2019012501001728.html