2019年1月全国百貨店売上高、インバウンド売上が26カ月ぶりにマイナスに転じる
(やまとごころ 2019.02.22)
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1月の全国百貨店の売上高総額は約4,927億円、前年比2.9%減と3カ月連続のマイナスとなった。
外国人客の売上高が約262.7 億円、前年比7.7%減と26カ月ぶりのマイナス。中国の免税品税制規制や円高が影響した。購買客数は前年比100.8%と微増だが、一人当たりの購買単価は前年比91.6%と伸び悩んだ。
代理購入は激減し、訪日客のショッピングもバブルの時代は終わり、本来の観光に時代は移行したようだ。

【ポイント】
1月の全国百貨店売上高によると、売上高総額は約4,927億円、前年同月比で2.9%減と3カ月連続のマイナスとなった。
初売やクリアランスセールが不振だったことに加え、米中貿易摩擦や株価変調で消費心理が冷え込んだことが影響した。

インバウンドも1月の総売上高が約262.7 億円、前年同月比7.7%減と、26カ月ぶりのマイナスとなった。
最大市場である中国において年明けから免税品に対する規制強化が行われたことで購買意欲が抑制され、米中貿易摩擦による景気の減速も影響した。
購買客数は前年同月比100.8%の約42万人、一人当たりの購買単価は約6万3,000円で前年同月比91.6%と伸び悩んだ。商品別に見ると、化粧品が0.3%増と46カ月連続でプラスとなった。

(外国人観光客に人気の商品)
1位:化粧品
2位:ハイエンドブランド
3位:食品
4位:婦人服飾雑貨
5位:婦人服・洋品

(1月の免税手続きカウンターの国別順位)
1位:中国本土
2位:香港
3位:韓国
4位:台湾
5位:タイ
6位:シンガポール
7位:マレーシア