2019年の延べ宿泊者数は5.4億人に増加、日本人は微減、外国人は過去最高 -宿泊旅行統計2019
(トラベルボイス 2020年3月2日)
https://www.travelvoice.jp/20200302-145558

新型コロナウイルスのことを思うと、2019年の好調な時期の話はしらけてしまいそうですが…
ともかく2019年は好調でした。
全体の延べ宿泊者数は、前年比1.0%増の5億4324万人泊で、日本人は0.4%減の4億4180万人泊、外国人は7.6%増の1億143万人泊となったようです。
外国人宿泊者は、大阪府(1702万人泊、12.6%増)が2位。京都府(797万人泊、27.1%増)が4位でした。

【ポイント】
宿泊旅行統計の2019年・年間値(速報値)によると、日本人と外国人を含む全体の延べ宿泊者数は、前年比1.0%増の5億4324万人泊だった。このうち、日本人は0.4%減の4億4180万人泊、外国人は7.6%増の1億143万人泊となり、調査開始以来の最高値を記録した。

1位東京都(6620万人泊、0.1%増)、2位大阪府(4451万人泊、11.5%増)、3位北海道(3688万人泊、4.5%増)、4位沖縄県(2704万人泊、0.9%増)、5位千葉県(2683万人泊、4.9%増)で、上位5位は前年と変わらなかった。

外国人宿泊者に限ると、1位東京都(2474万人泊、6.6%増)、2位大阪府(1702万人泊、12.6%増)、3位北海道(85万人泊、2.7%増)、4位京都府(797万人泊、27.1%増)、5位沖縄県(601万人泊、3.1%減)の順で上位5位は変わらず、2位大阪府と4位京都府は2ケタ増でした。
3大都市圏と地方部を比べると、3大都市圏(6223万人泊、11.5%増)、地方部(3921万人泊、1.9%増)。地方部では外国人旅行者の地方分散は進んでいないようだ。

さらに国籍別でみると、関係悪化で訪日客数が大幅に激減した韓国(895万人泊、25.1%減)以外は、前年を上回る推移となった。特に、ラグビーW杯で訪日客数が増加したのが英国(181万人泊、48.9%増)でした。訪日旅行者数では、欧州諸国は東南アジア諸国を下回るが、延べ宿泊者数では上回るケースも多く、滞在日数の長い欧州諸国とアジアの旅行者の旅行スタイルの違いが表れました。