2023年は世界で航空運賃上昇か、アジア/欧州・北米線で大幅な値上がり、国境再開後の需要増で、アメックスGBTが予測
(トラベルボイス 2022年12月13日)
https://www.travelvoice.jp/20221213-152569

【ホッシーのつぶやき】
2023年は世界各地で航空運賃が値上げされそうだ。
アジア/欧州はビジネスクラスが7.6%、エコノミークラスが12%。アジア/北米線もビジネスクラスで5.6%、エコノミークラスで9.8%の値上げで、エコノミークラスの上げ幅が大きい。
航空各社はコロナ禍で運行すらできない状態だったうえに、ビジネス利用が減少し、インフレ圧力、燃料費上昇、キャパシティ問題などが理由にあげられる。
コロナ感染による国境閉鎖が観光にも大きな痛手を残しそうだ。

【 内 容 】
アメリカンエキスプレス・グローバルビジネストラベル(Amex GBT)が発行する「Air Monitor 2023」は、2023年の航空運賃は世界各地で値上げされると予測している。インフレ、燃料費の上昇、キャパシティ問題などを要因としている。このレポートは、主要なビジネス旅行ルートにおける航空運賃の動きを毎年予測しているものだ。

アジア/欧州ではビジネスクラスが7.6%、エコノミークラスが12%と大幅な値上がりを予測。アジア/北米線もビジネスクラスで5.6%、エコノミークラスで9.8%と値上がりが予想されている。また、アジア太平洋地域の一部の国では、渡航制限後の再開が遅れており、需要の増加と比較的強い経済見通しとが相まって、価格上昇の圧力がかかる可能性があるとしている。

欧州/北米線は3.7%と緩やかな上昇が見込まれている一方、欧州域内路線は、航空会社のキャパシティ回復が需要回復に追いつかないため、ビジネスクラスで6%、エコノミークラスで5.5%のより強い価格上昇になる可能性があると予測している

北米の国内線運賃は、2023年に航空会社のキャパシティが拡大するため、緩やかな上昇(ビジネス3.4%、エコノミー2.9%)になる見込みとしている。