「ラスベガスに見る“カジノ”成功の条件」の記事の中に、MGMの大阪へのIRの取り組みが紹介されています。

(日経ビジネスオンライン 6月30日)

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140623/267332/?P=1

【要約】

・MGMは、日本でのIR進出に最も熱意を見せている企業の1つである。

・大阪のデザイン案では、府知事がIR候補地として言及している夢洲の場合、各2,500室の高層ホテル2つ、各10万平方mのMICE2つなどを、大阪の運河や大阪城のお濠をイメージした周回水路で結ぶような形になっている。

・「われわれは関西圏と大東京圏の両方に関心を持っています。どちらに進出するつもりかという質問に答えるのは時期尚早ですが、現時点では、大阪のほうが自治体の意向がずっとはっきりしています」とも言い、大阪圏への進出計画の作業を先行させていることを示唆した。

また、大阪であれば設計後30カ月で建設を完了できると語り、進出計画がかなり詳細な部分まで既にあることを示した。

・大阪・関西圏であれば、既に観光・飲食・娯楽産業が発達し、多くの企業群が存在している。交通網が整備されれば、夢洲にできるIRはUSJとも近い。地域の企業群と客を奪い合うのではなく、IRの波及効果でそれらの企業群も繁盛するようでなければ、IRプロジェクトの意義は小さくなる。

・カジノ合法化によって懸念されているギャンブル依存症などギャンブルのもたらす問題への対策にも発揮されねばならない。