USJ1千万人突破 ハリポタ半年、周辺にも経済効果で再上場へ着々(産經新聞 1月14日)http://www.sankei.com/west/news/150114/wst1501140012-n1.html

USJの年間入場者数が過去最高を13年ぶりに更新する見通しとなった。「ハリー・ポッター」のエリア開業から今月15日で半年を迎え、大阪市の高級ホテルの稼働率が上がるなど経済効果も表れている。
JTB西日本によると、宿泊とセットとなったUSJの旅行商品が、昨年10月は前年同月比2・4倍(人数ベース)を記録した。今年1~3月も5割増が見込まれ、「人気はまだまだ続きそうだ」(同社)という。

ホテル稼働率も好調だ。帝国ホテル大阪では、新エリア開業から昨年末までの稼働率が前年同期比4・7ポイント増で推移した。USJに近いホテル近鉄ユニバーサル・シティでは客室単価が上昇。最寄り駅であるJR西日本のユニバーサルシティ駅の利用客数はこの半年、前年同期の2割増の勢いだ。
26年まで5年連続で入場料の値上げに踏み切っており、利益追求の手を緩めていない。21年に上場を廃止した運営会社のユー・エス・ジェイの東証1部への再上場を視野に入れており、USJの復活の動きを踏まえ、さらなる資金調達や投資回収の動きが本格化しそうだ。