伊賀上野観光協会、「伊賀流忍者博物館ルーム」を国内宿泊施設に提案
(観光経済新聞 2021年12月14日)
https://www.kankokeizai.com/伊賀上野観光協会、「伊賀流忍者博物館ルーム」/

【ホッシーのつぶやき】
この取り組みも面白い! 
“伊賀流忍者博物館”の所蔵品等を、全国の宿泊施設等で再現する事業を始めるといいます。今では全国で忍者の取り組みも増えましたが、伊賀市の取り組みは1964年と早くて裏付けもしっかりしており、2008年には登録博物館に登録されています。年間入場者は約20万人でインバウンド も3万人だそうです。
伊賀市に忍者屋敷の宿泊施設ができてもおかしくないですね。

【 内 容 】
一般社団法人伊賀上野観光協会は、コロナ後の観光シーンを見据えて、“伊賀流忍者博物館”所蔵品、展示品等の貴重な資産を、全国の宿泊施設他に再現する、忍泊(NINPAK)を展開します。

一般社団法人伊賀上野観光協会(三重県伊賀市)が自主運営を行う「伊賀流忍者博物館【略称:忍博(にんぱく)】」は、伊賀忍者の歴史に関わる展示品、収蔵品(秘伝書)を活用し、「伊賀流忍者博物館ルーム」をコンセプトとする『忍泊(NINPAK)』ブランドを株式会社フジヤ(京都本社)と立ち上げ、国内宿泊施設(ホテル、旅館等)に対して、伊賀流忍者博物館の収蔵品や忍者屋敷の展示再現の企画施工サービスを開始します。サービスとして提供していく企画は、シリーズ化して「お城忍び込みルーム」「服部半蔵ルーム」などを予定しています。
また、「伊賀流忍者博物館」をテーマとして、日本全国の忍者に関連するお城博物館、大型アミューズメント施設、各種展示施設、空港などを対象に、伊賀忍者の歴史、生活、忍び用具、忍者屋敷などの再現展示を伊賀流忍者博物館が監修する企画展示事業として、着手していきます。

1)概要
■事業名称:『忍泊(NINPAK)』(商標登録済)
■事業概要:国内外の顕在、潜在忍者ファンに向けて、宿泊施設を対象に、伊賀流忍者博物館の展示・所蔵物、忍者の生活、忍術、忍び用具、秘伝書など、忍者を身近に感じるルーム『伊賀流忍者博物館ルーム』を再現する。詳細はWebサイトを確認ください(https://www.iganinja.jp/ninpak/)
■事業対象:国内外の宿泊施設(リゾートホテル、ビジネスホテル、旅館、他宿泊施設)
■サービス開始:2021年12月7日(火)第一次リリース
■展開エリア:全国対象
■事業の背景:日本忍者協議会が2016年に行った海外10ヶ国の忍者グローバル調査では、現在でも忍者は存在する63.1%。忍者になりたい49.6%と高い認識を得ている。また、伊賀流忍者博物館には約40の国と地域から約3万人(2019年度)の観光客が来館、その強烈な人気コンテンツとしてのインパクトは証明されている。これらの国内外の顕在、潜在忍者ファンに向けてのアピールを図る。

2)『忍博(にんぱく)』【正式名称】伊賀流忍者博物館
・1964年:上野市観光協会が上野市(現伊賀市)高山にあった土豪屋敷を移築し、忍術研究家奥瀬平七郎氏の監修により伊賀流忍者屋敷として新設する。
・1970年:上野市観光協会が、忍者屋敷地下資料館を新設する。
・1998年:上野市観光協会再編設立40周年記念事業として忍術継承者である川上仁一氏の監修により施設をリニューアルし、伊賀流忍者屋敷から現在の名称である伊賀流忍者博物館に改める。
・2008年:博物館法に基づく登録博物館に登録される。
・入場者数と来訪国数:年間約20万人、インバウンド 3万人を誇っている。
・特長ある所蔵品:国内で保存されている忍術書(萬川集海・伊乱記・忍秘伝)などの約8割を所蔵している。
・忍者錦絵ミュージアム:錦絵は、浮世絵の代表的な技法である多色刷りの木版画で、江戸時代中期に確立した忍者テーマの錦絵を所蔵している。Webサイトでは、伊賀流忍者博物館が所蔵する、忍者を題材にした錦絵の一部を紹介しています。

3)PR・Webサイト
『忍泊(NINPAK)』(商標登録済)https://www.iganinja.jp/ninpak/
『忍博(にんぱく)』伊賀流忍者博物館:https://www.iganinja.jp/
『忍者錦絵ミュージアム』:https://www.iganinja.jp/nishikie/index.html

4)コラボレーション企業
■ 株式会社フジヤ
・1998年施設を全面改装・増築し、現在の名称である伊賀流忍者博物館に名称を変更した際の企画施工コンサルティングを担当。忍者関係の知識、施工技術をもち、全国展開している。